2006 ワールド・ベースボール・クラシック 韓国代表

2006 ワールド・ベースボール・クラシック 韓国代表

2006年に行われた第1回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場した韓国代表チームは、金寅植監督（ハンファ・イーグルス監督）、宣銅烈投手コーチ（サムスン・ライオンズ監督）の指導のもと、大会を大いに盛り上げました。

大会概要

大会前は「アジア2番手」と見られていた韓国でしたが、強豪・日本に2度勝利するなど、1次・2次リーグを6戦全勝で通過。これは参加国中唯一の記録でした。準決勝進出決定後には、代表選手11名に兵役免除の特例が与えられるなど、その活躍は国民的な注目を集めました。しかし、準決勝で日本に雪辱を許し、惜しくも敗退となりました。

主要な出来事

李承燁の活躍: 大会本塁打王に輝き、その打棒でチームを牽引しました。
朴賛浩の安定感: 大会最多セーブを記録し、守護神としてチームに貢献しました。
ベストナイン: 李承燁、朴賛浩、李鍾範が大会ベストナインに選出されました。
トラブル: 朴明桓がドーピング検査で陽性反応を示し出場停止処分、準決勝の日本戦で金炳賢が小笠原道大に死球を与え警告を受けるなど、アクシデントもありました。

大会結果

最終成績: ベスト4（大会通算成績：6勝1敗）

大会戦績

第1ラウンド

POOL Aを3戦全勝で1位通過

3月3日：チャイニーズタイペイ戦（○2-0）
勝利投手：徐在応、セーブ：朴賛浩、敗戦投手：林恩宇
洪性炘や李鍾範のタイムリーで得点し勝利。しかし、金東柱が故障で離脱。
3月4日：中国戦（○10-1）
勝利投手：孫敏漢、敗戦投手：陳坤
本塁打：李承燁2本、楊碩1本
李承燁が2本塁打を含む4安打5打点と大活躍。
3月5日：日本戦（○3-2）
勝利投手：具臺晟、セーブ：朴賛浩、敗戦投手：石井弘寿
本塁打：李承燁1本、川﨑宗則1本
李承燁が逆転2ランホームランを放ち勝利。

第2ラウンド

POOL 1を3戦全勝で1位通過

3月12日：メキシコ戦（○2-1）
勝利投手：徐在応、セーブ：朴賛浩、敗戦投手：ロドリゴ・ロペス
本塁打：李承燁1本、ルイス・アルフォンソ・ガルシア1本
李承燁が先制2ランホームラン。
3月13日：アメリカ戦（○7-3）
勝利投手：孫敏漢、敗戦投手：ドントレル・ウィリス
本塁打：李承燁1本、崔煕渉1本、ケン・グリフィー・ジュニア1本
李承燁が4試合連続ホームラン。崔煕渉が3ランホームラン。
3月15日：日本戦（○2-1）
勝利投手：金炳賢、セーブ：呉昇桓、敗戦投手：杉内俊哉
本塁打：西岡剛1本
李鍾範が決勝タイムリー2塁打。試合後、徐在応がマウンドに太極旗を立てるパフォーマンス。

準決勝

3月18日：日本戦（●0-6）
勝利投手：上原浩治、敗戦投手：全炳斗
本塁打：福留孝介1本、多村仁1本
福留孝介に2ランホームランを浴びるなど、投手陣が崩壊し敗戦。

代表メンバー

出場メンバーは割愛します。
予備エントリーメンバーは割愛します。

関連項目

野球韓国代表
2006 ワールド・ベースボール・クラシック

もう一度検索