2022年のクリーブランド・ガーディアンズ

2022年のクリーブランド・ガーディアンズは、球団創設以来122年目のシーズンであり、オハイオ州クリーブランドにあるプログレッシブ・フィールドを本拠地とする29年目のシーズンでした。監督は10年目を迎えるテリー・フランコーナが務め、アメリカンリーグ中地区に所属しました。この年は、クリーブランド・インディアンスからクリーブランド・ガーディアンズに改名して初めてのシーズンという、新たなスタートの年でもありました。

オフシーズンの動き

前年の2021年は80勝82敗で地区2位となり、ポストシーズン進出を逃しました。シーズン終了後の11月18日には、長年親しまれてきたチーム名がクリーブランド・インディアンスからクリーブランド・ガーディアンズへと変更されました。また、12月2日にはMLB機構と選手会との間で労使交渉が決裂し、99日間に及ぶロックアウトが実施され、FA選手の補強が一時的にストップしました。ロックアウト解除後の3月12日には、ミルウォーキー・ブルワーズからFAとなっていたルーク・メイリーを獲得し、戦力補強を図りました。

シーズン開幕後の戦い

9月25日にはテキサス・レンジャーズ戦に勝利し、見事4年ぶりの地区優勝を達成しました。最終的なレギュラーシーズンの成績は92勝70敗でした。ポストシーズンでは、ワイルドカードシリーズでタンパベイ・レイズと対戦し、2連勝で下してディビジョンシリーズに進出しました。ディビジョンシリーズでは、強豪ニューヨーク・ヤンキースと対戦し、第4戦まで2勝2敗と互角の戦いを繰り広げましたが、第5戦で1-5と敗れ、惜しくもリーグチャンピオンシップシリーズ進出はなりませんでした。シーズンオフには、オースティン・ヘッジスがFAとなりました。

チームの成績

レギュラーシーズン: 92勝70敗
ポストシーズン:
ワイルドカードシリーズ: タンパベイ・レイズに2連勝
ディビジョンシリーズ: ニューヨーク・ヤンキースに2勝3敗

オールスターゲーム選出選手

エマヌエル・クラセ
アンドレス・ジメネス
ホセ・ラミレス

タイトル獲得者

エマヌエル・クラセ: 最多セーブ投手（42セーブ）

表彰

ホセ・ラミレス: プレイヤー・オブ・ザ・マンス（4月）
エマヌエル・クラセ: リリーバー・オブ・ザ・マンス（6月、8月）
シェーン・ビーバー: ゴールドグラブ賞（投手）
スティーブン・クワン: ルーキー・オブ・ザ・マンス（4月）、ゴールドグラブ賞（左翼手）
アンドレス・ジメネス: ゴールドグラブ賞（二塁手）
マイルズ・ストロー: ゴールドグラブ賞（中堅手）

特筆すべき点

チーム名がガーディアンズに変わってから最初のシーズンで地区優勝を達成したことは、チームにとって大きな意義がありました。また、エマヌエル・クラセをはじめとする個々の選手の活躍も目覚ましく、多くのタイトルや賞を獲得しました。特に、複数の選手がゴールドグラブ賞を受賞したことは、チーム全体の守備力の高さを証明するものと言えるでしょう。若手選手の台頭も著しく、今後のガーディアンズの活躍が期待されるシーズンとなりました。

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