2022年の気象・地象・天象

2022年の気象・地象・天象

2022年は、世界各地で異常気象や自然災害が多発した年でした。以下に、その年に発生した主な気象、地象、天象に関する出来事をまとめます。

気象

1月

イラン: 1月1日、雷を伴う豪雨が4日間続き、20州で8万人以上が影響を受けました。
ルワンダ: 1月1日から悪天候が続き、雷雨や強風により、死者15人、負傷者37人が発生しました。
パキスタン: 1月8日、パンジャーブ州マリーで吹雪が発生し、数千台の車が立ち往生し、少なくとも21人が死亡しました。
ブラジル: 1月11日、ミナスジェライス州で豪雨が続き、10人が死亡しました。
オーストラリア: 1月13日、西オーストラリア州オンズローで最高気温50.7度を観測しました。これは南半球史上最高気温と並ぶ記録です。
南アフリカ: 1月15日、東ケープ州で鉄砲水が発生し、20人が死亡しました。
マダガスカル: 1月17日、雨が降り続き洪水が発生し、41人が死亡しました。
モザンビーク、マラウイ: 1月22日、熱帯暴風雨アナがマダガスカルを通過後、モザンビークに上陸。土砂災害や建物倒壊により、マダガスカルで48人、モザンビークで20人、マラウイで20人が死亡しました。
エクアドル: 1月31日、キトで大雨による土砂災害が発生し、少なくとも23人が死亡、47人がけがをしました。

2月

ハイチ: 2月1日、2日間の豪雨・洪水により、少なくとも3人が死亡しました。
世界: 2月1日、世界[[気象機関]]が世界一長い距離を進んだ雷光と、世界一長い時間光っていた雷光を認定しました。前者は768km、後者は17.1秒でした。
コンゴ民主共和国: 2月2日、キンシャサ付近で送電線が垂れ下がり、少なくとも26人が感電死しました。電力会社は雷による切断が原因と発表しました。
アメリカ: 2月4日、中部で暴風雪により37万世帯以上が停電し、航空便が多数欠航しました。
マダガスカル: 2月5日、サイクロン・バツィライによる洪水が発生し、121人が死亡しました。
コロンビア: 2月8日、西部ペレイラで大雨による土砂崩れが発生し、15人が死亡、4人が行方不明、35人がけがをしました。
マダガスカル: 2月15日、熱帯暴風雨ドゥマコが東岸に上陸し、少なくとも14人が死亡しました。
ブラジル: 2月15日、リオデジャネイロ州ペトロポリスで集中豪雨による洪水や土砂災害が発生し、204人が死亡、約50人が行方不明になりました。
カナダ: 2月15日、東部沖でスペインの漁船が荒波に巻き込まれ沈没し、少なくとも7人が死亡、14人が行方不明になりました。
ヨーロッパ: 2月18日、西部で温帯低気圧ユーニスによる暴風が発生し、計3人が死亡、14万世帯以上で停電が発生しました。
オーストラリア: 2月20日、南東部で豪雨が続き、1000年に1度とも言われる大雨により、少なくとも17人が死亡しました。
マダガスカル: 2月23日、熱帯低気圧エムナティが上陸し、15人が死亡しました。
ボリビア: 2月25日、豪雨により少なくとも35人が死亡、25人が行方不明になりました。

3月

インド・パキスタン: 3月-5月、記録的な熱波が発生し、両国で90人が死亡しました。インドのデリーでは49.2度を観測しました。
モザンビーク: 3月11日、サイクロン・ゴンベが上陸し、少なくとも73万6015人が被災、63人が死亡しました。
アメリカ: 3月21日、南部で20個の竜巻が発生し、1人が死亡、10人以上がけがをしました。

4月

コロンビア: 4月7日、北西部アブリアキで大雨により土砂崩れが発生し、11人が死亡しました。
フィリピン: 4月10日、台風2号が停滞し、少なくとも172人が死亡しました。
南アフリカ: 4月11日、クワズール・ナタール州で記録的な大雨により大規模な洪水が発生し、435人が死亡、60人が行方不明になりました。

5月

中国: 5月-6月、広東省などで記録的大雨が発生し、500万人が被災、少なくとも32人が死亡しました。
北アメリカ: 5月-9月、熱波が発生しました。
ナイジェリア: 5月-10月、雨季に大雨が続き、600人以上が死亡、200万人以上が被災しました。
インド・バングラデシュ: 5月、洪水が発生し、少なくとも50人以上が死亡しました。
カナダ: 5月21日、オンタリオ州などで暴風雨が発生し、5人が死亡しました。
ブラジル: 5月25日、ペルナンブーコ州で大雨が続き、79人が死亡しました。
メキシコ: 5月30日、ハリケーン・アガサが上陸し、10人が死亡しました。

6月

インド・バングラデシュ: 6月、洪水が発生し、インドで17人、バングラデシュで25人が死亡しました。
パキスタン: 6月、洪水により国土の3分の1が水没し、1200人以上が死亡しました。
日本: 6月下旬-7月上旬、記録的猛暑となり、群馬県伊勢崎市で40.2度を観測しました。夏期に熱中症で救急搬送された人は過去最多となりました。
ヨーロッパ: 6月-8月、熱波により2万人以上が死亡しました。

7月

イタリア: 7月3日、マルモラーダ山で氷河の一部が崩壊し、9人が死亡しました。
中国: 7月11日-16日、四川省などで大雨による洪水が発生し、6人が死亡しました。
アメリカ: 7月25日-30日、ケンタッキー州東部で豪雨による大規模な洪水が発生し、39人が死亡しました。
ウガンダ: 7月30日-31日、東部で豪雨による洪水・土砂崩れが発生し、少なくとも10人が死亡しました。

8月

韓国・北朝鮮: 8月、豪雨災害が発生しました。
アフガニスタン: 8月、中部・東部で洪水が発生し、182人が死亡しました。
日本: 8月3日-4日、新潟県下越地方で記録的な大雨が発生しました。
イエメン: 8月4日、豪雨による洪水で16人が死亡しました。
ヨーロッパ: 8月18日、中部から南部にかけて暴風雨が発生し、13人が死亡しました。
インド: 8月19日-21日、北部・東部で大雨が発生し、少なくとも50人が死亡しました。
韓国: 8月29日-9月6日、台風11号が襲い、11人が死亡しました。

9月

日本: 大型で猛烈な台風14号が接近しました。
アメリカ・キューバ: 9月23日-10月2日、ハリケーン・イアンが襲い、フロリダ州などで125人が死亡、アメリカ合衆国で少なくとも280億ドルの被害が出ました。
カナダ: 9月24日、ハリケーン・フィオナが上陸し、推定損失額は過去最高になる可能性があります。
フィリピン: 9月26日、台風16号が上陸し、6人が死亡しました。

10月

インド: 10月4日、北部ヒマラヤ山脈で雪崩が発生し、19人が死亡しました。
ベネズエラ: 10月8日、ハリケーン・ジュリアが通過し、ラステヘリアスで河川氾濫や土砂崩れにより36人が死亡しました。
フィリピン: 10月27日-11月3日、台風22号の影響で洪水や地滑りが起き、101人が死亡しました。

11月

アメリカ: 11月4日、オクラホマ州などで竜巻が発生し、少なくとも2人が死亡しました。
アメリカ: 11月10日、ハリケーン・ニコールが上陸し、少なくとも2人が死亡しました。
サウジアラビア: 11月24日、記録的豪雨により少なくとも2人が死亡しました。

12月

コロンビア: 1[[2月4日]]、地すべりが発生し、少なくとも34人が死亡しました。
コンゴ民主共和国: 12月12日-13日、キンシャサで豪雨による大規模な洪水が発生し、120人以上が死亡しました。
フィリピン: 1[[2月18日]]-26日、大雨や洪水が発生し、13人が死亡しました。
アメリカ: 12月21日-26日、記録的寒波により少なくとも62人が死亡しました。

地象

1月

中国: 1月2日、雲南省でM5.5の地震が発生し、22人がけがをしました。
トンガ: 1月15日、フンガ・トンガ＝フンガ・ハアパイ火山で大規模な噴火が発生し、衝撃波により世界各地で潮位変化が観測されました。
アフガニスタン: 1月17日、バードギース州でM4.9とM5.3の地震が相次いで発生し、少なくとも27人が死亡しました。
日本: 1月22日、日向灘地震が発生し、13人がけがをしました。

2月

インドネシア: 2月25日、スマトラ島でM6.2の地震が発生し、10人が死亡しました。

3月

日本: 3月16日、福島県沖地震が発生し、4人が死亡しました。

6月

中国: 6月1日、四川省雅安市でM6.1の地震が発生し、4人が死亡しました。
アフガニスタン: 6月22日、東部で地震が発生し、1006人が死亡しました。
アフガニスタン: 6月24日、南東部でM4.2の地震が発生し、少なくとも5人が死亡しました。

7月

イラン: 7月2日、南部でM6.3の地震が相次いで発生し、少なくとも5人が死亡しました。
フィリピン: 7月27日、ルソン島アブラ州でM7.0の地震が発生し、6人が死亡しました。

9月

中国: 9月5日、四川省でM6.6の地震が発生し、74人が死亡しました。
アフガニスタン: 9月5日、クナル州でM5.3の地震があり、10人が死傷しました。
パプアニューギニア: 9月11日、地震が発生し、12人が死亡しました。
台湾: 9月17日-18日、台東地震が発生し、1人が死亡しました。
メキシコ: 9月19日、中西部でM7.6の地震が発生し、少なくとも1人が死亡しました。
イラン: 9月21日、西アーザルバーイジャーン州で地震が相次ぎました。

11月

ネパール: 11月9日、M6.6の地震があり、少なくとも6人が死亡しました。
インドネシア: 11月21日、ジャワ島西部地震が発生し、321人が死亡しました。

12月

アメリカ: 1[[2月20日]]、カリフォルニア州北部沖でM6.4の地震が発生し、少なくとも2人が死亡しました。

天象

3月11日: 小惑星2022 EB5がノルウェー海上空で大気圏突入し消失しました。
5月1日: 南米から南極大陸にかけて部分日食が観測されました。


これらの出来事は、2022年が自然の脅威にさらされた1年であったことを示しています。各地で発生した災害は、多くの人々の生活に深刻な影響を与え、地球環境の変化に対する意識を高めるきっかけとなりました。

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