21世紀まんがはじめて物語

『21世紀まんがはじめて物語』は、1978年から1991年まで放送された人気シリーズ『まんがはじめて物語』のスペシャル版として、2001年3月30日にTBS系列で放送されました。制作はシリーズでお馴染みのダックスインターナショナル、アニメーション制作は東京キッズが担当しました。

本作品は、シリーズを彩ってきたモグタン役に津賀有子、そして8代目となるお姉さん役に茂森あゆみを起用することで、懐かしい雰囲気と新しい魅力を兼ね備えたファミリーアニメを目指しました。

放送に先駆け、2001年3月21日には、スターチャイルド（キングレコード）よりビデオが発売され、さらにCS放送のキッズステーションでも放送されました。

放送時間は金曜10時30分から11時25分と、シリーズ唯一の午前中での放送となりました。

番組の構成は、現代のアイテムを紹介する点を除けば、過去のシリーズとほぼ同様です。携帯電話やハムスター、ハイテクロボット、ハンバーガーショップといった、21世紀初頭の身近なアイテムが取り上げられました。

ナレーターは、シリーズでお馴染みの吉村光夫氏に代わり、小桜エツ子氏が担当しました。

主要キャラクターとして、案内役を務めるモグタン（声：津賀有子）と、生徒役として登場するお姉さん（演・声：茂森あゆみ）がいます。

また、「ハムスター」編では、モグタンやお姉さんと面識のあるハムスター（声：小森まなみ）が登場するなど、個性豊かなキャラクターたちが物語を盛り上げます。

スタッフ陣も豪華な顔ぶれです。企画は丹野雄二氏、監督は村石宏實氏、シナリオ監修は首藤剛志氏、シナリオは戸田博史氏と鷺山京子氏が担当しました。

主題歌も魅力的です。オープニングテーマ「HAPPY RIDER」は、作詞・歌：小森まなみ、作曲：池間史規、編曲：大森俊之。エンディングテーマ「夢のうぶ声」は、作詞・歌：小森まなみ、作曲：丸尾めぐみ、編曲：大森俊之という布陣です。

『21世紀まんがはじめて物語』は、長きに渡って愛された『まんがはじめて物語』シリーズの集大成ともいえる作品です。懐かしいキャラクターと現代の要素が見事に融合し、幅広い世代が楽しめる内容となっています。

【過去のシリーズ】
まんがはじめて物語（1978年5月6日～1984年3月31日）：主演 - うつみ宮土理→岡まゆみ、ナレーター - 吉村光夫
まんがどうして物語（1984年4月7日～1986年3月29日）：主演 - 松居直美、ナレーター - 榎本勝起
まんがなるほど物語（1986年4月5日～1988年3月26日）：主演 - 倉沢淳美、ナレーター - 野沢那智
新まんがなるほど物語（1988年4月2日～1989年1月28日）：主演 - 若林志穂、ナレーター - 小島一慶
* まんがはじめて面白塾（1989年2月4日～1991年4月27日）：主演 - 森川由加里→貴本亜莉紗、ナレーター - 桝井論平

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