A1403K

A1403Kについて

A1403Kは、京セラがKDDIおよび沖縄セルラー電話のauブランド向けに2004年12月27日に発売した携帯電話です。多機能を追求するのではなく、デザイン性と親しみやすさを重視したエントリーモデルとして開発されました。auとしては初めて「フレンドリーデザイン」を採用した点が特徴です。

CMイメージキャラクターには、ミュージシャンの長渕剛が起用され、彼の楽曲「金色のライオン」がCMソングとして使用されました。また、2006年4月には、本機をベースに大容量リチウムイオンバッテリーを搭載した法人向け端末「B01K」が発売されています。B01Kは基本的に法人向けですが、一般ユーザーも入手可能でした。

デザイン

A1403Kのデザインは、京セラらしい特徴的な卵型をしています。この個性的な形状は発売当初、ユーザーの間で賛否両論を呼びました。しかし、そのユニークなデザインは、多くの人々の記憶に残るものとなりました。

機能

A1400番台はauのエントリーモデルに位置づけられるため、A1403Kの機能面は比較的シンプルです。しかし、BREWアプリに対応しており、一部のアプリ（「EZナビウォーク」など）を除いて利用可能でした。

「フレンドリーデザイン」として、以下の機能が搭載されています。

声サポート: Eメールの内容、機能設定項目、着信時の相手の名前を読み上げる機能。
でか受話音: 受話音量を大きくし、聞き取りやすくする機能。
押しやすいキーパッド: ボタンの押しやすさを重視したキーパッド設計。

また、携帯電話の操作に不慣れなユーザーやお年寄りを対象とした「かんたんモード」も搭載しています。このモードでは、最低限必要な機能に絞り、画面表示を簡素化することで、より直感的に操作できるように工夫されています。

さらに、スピーカーをヒンジ部に内蔵することで、端末を開いた状態でも閉じた状態でも、スピーカーからの音声が聞き取りやすくなるように設計されています。なお、ヒンジにスピーカーを内蔵するアイデアは、後発のシャープ製端末W51SHやW61SHでも採用されましたが、これらの機種ではワンセグ視聴時の音声をユーザーに直接届けるという別の目的で使用されています。

バグ

A1403Kには、EZweb利用中に再起動が発生するバグが存在していました。

関連事項

携帯電話: A1403Kは携帯電話の一種です。
au: A1403Kはauブランドで販売されました。
京セラ: A1403Kは京セラによって製造されました。
CDMA 1X: A1403KはCDMA 1X方式の通信に対応しています。
E07K: B01Kの思想を継承した法人向け音声通話用CDMA 1X WIN端末。
長渕剛: A1403KのCMイメージキャラクター。CMソングとして「金色のライオン」が使用されました。

外部リンク

au

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