AWA世界タッグチーム王座

AWA世界タッグチーム王座

AWA世界タッグチーム王座は、アメリカン・レスリング・アソシエーション（AWA）が認定していたプロレスのタッグ王座です。かつてはNWA、WWF（現WWE）と並び、「世界三大タッグ王座」と称されるほどの権威を持っていました。

歴史

その起源は、バーン・ガニアがプロモートしていたNWAミネアポリス地区のNWA世界タッグ王座（ミネアポリス版）に遡ります。1960年5月、ガニアがNWAから独立してAWAを設立した際、当時のNWA世界タッグ王者であったタイニー・ミルズ&スタン・コワルスキーを、初代AWA世界タッグ王者として認定しました。

その後、ディック・ザ・ブルーザー&クラッシャー・リソワスキー、そして、ロード・ウォリアーズ（ロード・ウォリアー・アニマル&ロード・ウォリアー・ホーク）といった、プロレス史に名を刻む数々の強豪タッグチームが王座を獲得し、その権威を高めていきました。

日本においては、1970年代から1980年代中盤にかけて、AWAと提携関係にあった国際プロレスと全日本プロレスで、AWA世界タッグ王座の防衛戦が度々行われました。マッドドッグ・バション&ブッチャー・バション、レイ・スティーブンス&ニック・ボックウィンクル、グレッグ・ガニア&ジム・ブランゼル、ロード・ウォリアーズといった王者チームが来日し、日本のファンを熱狂させました。

AWA末期には、ミッドナイト・ロッカーズ（マーティ・ジャネッティ&ショーン・マイケルズ）といった新世代のタッグチームも王座を獲得しましたが、1991年にAWAが活動を停止したことに伴い、AWA世界タッグ王座も封印されました。

1999年には、AWAスーパースターズによって同名のタイトルが復活していますが、これについてはAWA世界タッグ王座（AWAスーパースターズ版）の項目を参照してください。

AWA世界タッグ王座は、その短い歴史の中で、多くの名勝負、名タッグチームを生み出し、プロレス史に大きな足跡を残しました。

歴代王者

プロレス選手権変遷史 AWA世界タッグ選手権を参照

外部リンク

プロレス選手権変遷史 AWA世界タッグ選手権

もう一度検索