Angelic

angelic（アンジェリック）

angelicは、2009年に設立されたアイドルグループであり、SUPER GTのイメージガールを担当しました。このユニットは通算11代目であり、SUPER GTの歴史の中で5代目にあたります。興味深い点として、ユニット名は初めて公募によって決められ、2009年4月18日に鈴鹿サーキットで行われたGT第2戦で発表されました。また、小文字の英語表記を採用したのは、2004年の「vivace」以来のことです。この時点で、関東地方（東京都を含む）出身のメンバーがいない唯一のGTイメージガールユニットとなりました。

メンバー紹介

メンバーは以下の通りです（生年月日順）：

• - 鈴木咲
• - 花木衣世
• - 実はる那
• - 永井麻央

2009年度のGTイメージガールは、avexの公式サイトで一般公募が行われ、その結果、3月8日にテレビ番組「激走!GT」で4人が発表されました。ユニット構成は前年と同様に、プラチナムプロダクションから2名、別の事務所から2名が選ばれました。この年は、設立4年目の新しい事務所からの選出もありました。また、レースクイーン経験者は実はる那のみでした。

楽曲とプロモーション

angelicによる楽曲「WINGS OF FIRE」も特筆すべき点で、演奏時間は5分51秒に達し、従来のGTイメージガールの楽曲の中では最長となりました。それまでの記録を保持していた「vivace」の「On My Own」は5分34秒でした。さらに、この年の11月には、東京オートサロンのイメージガールユニット「A-class」とのコラボが発表され、12月にはそのコラボ曲が収録されたCDアルバムがリリースされることとなりました。

また、例年5月に発売される「GALS PARADISE スーパーGTレースクイーンオフィシャルガイドブック」の表紙を飾ったのがこのユニットでした。これがGTイメージガールとして最後の表紙になった点も注目に値します。

活動の振り返り

他のイベントの中で、6月には「angelicと行くマレーシア・セパンサーキットツアー」が予定されていましたが、参加者数が足りずにキャンセルとなりました。これは2年連続でGTイメージガールメンバーがマレーシアに出演しない結果を招きました。

また、8月のGT第6戦では、鈴木咲がインフルエンザにより欠席し、続けて10月のオートポリス戦では花木が体調不良で欠場しました。これにより、残った3名のみのパフォーマンスが行われることとなりました。

退所とその後

活動開始から約1年後の2010年2月28日、花木は所属事務所を退所し、続く4月には実はる那も退社しました。最年少メンバーの永井は、その後「ARTA GALS」の一員として活動を継続し、2011年には東京オートサロンのイメージガールを務めました。鈴木はその後もプラチナムに所属し、2014年に別の事務所へ移籍しています。

angelicは一時期、4人編成のGTイメージガールユニットとして活躍しましたが、2014年の「IA GIRL STARS」まで5年間、その形態が途絶えることとなりました。彼女たちの活動は、SUPER GTファンやアイドルファンにとって、特別な思い出となっています。

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