B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-

『B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』は、B'zが2008年に行ったライブツアーの模様を収録した映像作品です。2010年12月22日にBlu-ray Discとしても発売されました。

概要

2008年9月21日に日産スタジアムで行われた公演を収録。このツアーは、2008年9月6日から21日まで3都市6公演で行われ、2003年の渚園以来、5年ぶりとなる屋外での公演となりました。収録された最終日は、B'zのデビュー日でしたが、唯一雨に見舞われた日でもありました。

このツアーは、B'zの20年間の活動の集大成とも言える内容で、過去のヒットシングルやファンの間で人気の高い曲を中心に構成されています。「孤独のRunaway」「NATIVE DANCE」「だからその手を離して」などの人気曲に加え、カバー曲「Oh! Darling」も披露されました。これらの楽曲は、同年発売のベストアルバムにも収録されています。

この映像作品には、通常収録されるスタッフロールは含まれておらず、付属の歌詞カードに記載されています。ただし、カバー曲である「Oh! Darling」の歌詞は、歌詞カードには掲載されていません。

2009年3月9日付のオリコン DVDランキングで1位を獲得し、総合およびミュージックDVD部門で6作連続1位を達成。男性アーティストとしては、当時、KAT-TUNと並び、ミュージックDVD連続1位獲得作品数の歴代1位となりました。

収録会場

日産スタジアム（2008年9月21日公演）

演奏メンバー

松本孝弘：ギター、プロデュース
稲葉浩志：ボーカル
増田隆宣：キーボード
シェーン・ガラース：ドラム
バリー・スパークス：ベース
大田紳一郎 (from doa)：ボーカル＆ギター

収録内容

1. BAD COMMUNICATION
オープニングでは、B'zの20年間を振り返る映像が流れ、赤ん坊が成長していく様子が描かれます。成人した女性がステージに現れ、セリフを口にするとイントロが始まります。この楽曲は、ベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』に収録されたULTRA Pleasure Styleで演奏されました。

2. ultra soul
『B'z LIVE-GYM 2003 "BIG MACHINE"』のアレンジで演奏。稲葉が1番のサビの歌詞を間違える場面もありました。

3. 裸足の女神
メンバーの映像が流れ、恒例の「B'zのLIVE-GYMにようこそ！」というセリフからイントロがスタート。『B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』以来、約5年ぶりの演奏となりました。松本と稲葉が、ステージの端から端を走りながら演奏する姿も印象的でした。

4. BLOWIN'
前の曲から間髪入れずに演奏されました。ベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Treasure"』収録のULTRA Treasure Styleで演奏。

5. ねがい
アルバムバージョンのイントロからシングルバージョンに変わるアレンジで演奏されました。松本は、この公演で唯一、ストラトキャスタータイプのギターを使用しました。

6. 今夜月の見える丘に
松本のギターソロから始まる演奏でした。

7. もう一度キスしたかった
『B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"』以来、約8年ぶりの演奏。ラストには、松本が「恋はみずいろ」のワンフレーズを披露しました。

8. 恋心(KOI-GOKORO)
『B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』以来、約5年ぶりの演奏。『B'z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"』以来となるオリジナルバージョンでの演奏でした。

9. 孤独のRunaway
『B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』以来、約5年ぶりの演奏。マストアルバム『B'z The "Mixture"』収録のMixture styleで演奏されました。

10. Don't Leave Me
『B'z LIVE-GYM 2003 "BIG MACHINE"』以来、約5年ぶりの演奏。稲葉のブルースハープと松本のギターのアドリブ的な掛け合いから始まりました。ラストは、稲葉の連続シャウトで締めくくられました。

11. OCEAN
新曲を除けば、このライブで最も新しい曲でした。

12. NATIVE DANCE
『B'z LIVE-GYM Pleasure'97 "FIREBALL"』以来、約11年ぶりの演奏。オリジナルの振り付けは『B'z LIVE-GYM Pleasure'93 "JAP THE RIPPER"』以来、約15年ぶりでした。

13. Oh! Darling
ここから「SOUND JOKER」のコーナー。「SOUND JOKER」とは、B'zの2人が初めて一緒にセッションしたスタジオの名前で、「いつかまたここで」まで、このスタジオを模したセットで演奏されました。ビートルズのカバー曲で、B'z結成のきっかけになった曲の一つです。20周年にちなみ、松本のギターと稲葉のボーカルのみで演奏されました。

14. だからその手を離して
『B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"』以来、約8年ぶりの演奏。デビュー当時の営業回りを再現し、ギターとボーカルを抜いたカラオケをバックに演奏。松本もデビュー時と同じギターを使用しました。

15. いつかまたここで
新曲で、アコースティックバージョンで演奏されました。サポートメンバーの姿は見えませんでしたが、中盤からシンセサイザーとコーラスが加わりました。

16. ONE
『B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』以来、約5年ぶりの演奏。増田のピアノソロに続いて演奏されました。

17. LOVE PHANTOM
稲葉が全力疾走しながら歌いました。

18. ZERO
曲前にメンバー紹介がありました。松本は約10年ぶりに自身のシグネチャーモデル以外のレスポールをライブで使用しました。間奏のラップ部分は、『B'z LIVE-GYM '98 "SURVIVE"』で披露されたアレンジでした。

19. juice
イントロで特効爆発とともに火柱が上がりました。コール＆レスポンスが行われ、稲葉が25秒ほどのロングトーンを披露しました。

20. 愛のバクダン
前の曲から間髪入れずに演奏。イントロでは、大量の特効と花火が放たれました。

21. BANZAI
観客とのバンザイの掛け合い後、演奏が始まりました。

22. Brotherhood
曲前に稲葉のMCが入りました。ラストには、ライブ恒例の稲葉のロングシャウトがありました。

23. ギリギリchop
1992年から1995年頃にかけて稲葉が頻繁に履いていた短パン姿を久しぶりに披露。スタッフから投げられた本ツアーロゴ入りのタオルを、観客と一緒に振り回しながら歌いました。松本のギターソロは、トレモロ・ピッキングを多用したギターソロに変更されました。

24. グローリーデイズ
ここからアンコール。新曲で、ツアータイトルナンバーでした。

25. RUN
稲葉のMCから楽曲が始まりました。

26. Pleasure 2008 〜人生の快楽〜
Pleasureシリーズのタイトルナンバー。前の曲から間髪入れずに演奏。イントロのシェーンのドラムフィル部分は「Pleasure 2008 〜人生の快楽〜」のものではなく、オリジナルの「Pleasure'91 〜人生の快楽〜」のものでした。

このライブ映像は、B'zの20年の軌跡を凝縮した、ファン必見の作品と言えるでしょう。

もう一度検索