BF-01D

概要

BF-01Dは、バッファローが製造したモバイルWi-Fiルーターで、NTTドコモの高速通信サービス「Xi（クロッシィ）」に対応しています。これは第3.9世代移動通信システムであるLTEを利用したサービスで、高速なデータ通信が可能です。BF-01Dは、当初発売予定だったBF-01Cの仕様を見直し、サイズと型番を変更してリリースされました。この変更により、性能が向上し、より快適な通信環境が提供されるようになりました。

BF-01Dは、Xi回線だけでなく、FOMAハイスピードや公衆無線LANも利用可能です。これにより、多様な環境下でのWi-Fi通信が可能となり、利便性が向上しています。さらに、クレードルに搭載されたEthernet端子を使用することで、有線LAN接続も可能となり、安定したネットワーク接続が求められる場面でも活用できます。

国際ローミング（WORLD WING）にも対応しており、3G通信やHSDPA/HSUPAを利用したローミングが可能です。これにより、海外でも快適にインターネットを利用できます。

その他の機能

BF-01Dは、以下の機能を備えています。

SPIパケットフィルタリング: 不正なアクセスからネットワークを保護します。
フレッツIPv6サービス: 次世代インターネットプロトコルIPv6に対応しています。
VPN(PPTP): セキュアな通信環境を構築できます。
静的IPマスカレード: ネットワークアドレス変換により、複数のデバイスがインターネットを利用できます。
DMZアドレス設定: 特定のデバイスを外部からのアクセスに対して公開できます。
DHCPサーバー/クライアント: ネットワーク内のデバイスにIPアドレスを自動的に割り当てます。
UPnP: ネットワーク上のデバイス間で情報を共有します。
ダイナミックDNS: 動的なIPアドレスに対して固定のホスト名を提供します。
MACアドレス制限: 特定のデバイスのみをネットワークに接続させます。
無線LAN規格 LAN側: IEEE802.11g / IEEE802.11b / IEEE802.11a / IEEE802.11nに対応しています。
無線LAN規格 WAN側: IEEE802.11n / IEEE802.11g / IEEE802.11bに対応しています。

歴史

2012年1月25日: NTTドコモは、BF-01Cの仕様と筐体サイズを変更し、BF-01Cとしての発売を中止し、BF-01Dとして発売することを発表しました。
2012年3月16日: 発売日が発表されました。
2012年3月23日: 発売が開始されました。

不具合・アップデート

2012年8月8日のアップデート:
電源起動時に、まれにドコモUIMカードを認識しない場合がある不具合を修正しました。
2013年12月17日のアップデート:
バッファロー・ダイナミックDNSサービスが利用できない場合がある不具合を修正しました。
ビルド番号が1.83、1.84から1.86になりました。

関連項目

L-09C
BF-01B
BF-01C
GP03
Long Term Evolution（LTE）
* Xi（クロッシィ）

脚注

NTTドコモの超高速通信LTEサービス「Xi」(クロッシィ)対応。モバイルWi-Fiルーター プレスリリース
BF-01D|製品|NTTドコモ

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