COMICポプリクラブ

COMICポプリクラブとは

『COMICポプリクラブ』は、かつてマックスから発行されていた成人向け漫画雑誌です。1996年4月1日に創刊され、毎月1日に発売されていましたが、2015年10月1日発売の2015年11月号をもって休刊しました。B5判・中綴じという判型で、コンビニエンスストアなどでも販売されていました。

歴史

その前身は、1986年10月に大洋書房から『イチゴみるく』という名称で創刊された雑誌でした。当時はA5判サイズ・平綴じでしたが、1988年12月号から『コミックポプリクラブ』へ改題し、B5判・中綴じに変更してリニューアル創刊しました。この際、雑誌コードも変更されています。

その後、1996年4月には発行所が晋遊舎に変更され、『COMICポプリ倶楽部』と改称して再スタートを切りました。しかし、1997年7月号からは再び『COMICポプリクラブ』へと誌名を変更しています。

2007年には、晋遊舎の業務再編に伴い、発行元が子会社のマックスへと移行しました。そして、2015年11月号をもって、惜しまれつつ休刊となりました。

表紙

表紙のタイトルロゴは、時代によって様々な変遷を遂げています。初期の頃は「ポプリ」の文字が大きく、「クラブ」または「倶楽部」の文字が小さく表記されていました。また、英文誌名の表記も変更されており、初期は「COMIC POPURI CLUB」、後に「Pot-pourri CLUB」、そして「Comic Potpourri Club」と変化しています。

表紙イラストは、数多くのイラストレーターが担当しています。太牙射悪、水原マサキ、橘薫、美樹まさと、うたたねひろゆき、亜朧麗、みやもと留美、さいとうそのこ（斉藤苑子）、神楽妙子、林家ぱー（林家志弦）、FRED KELLY、さくら姫、深田拓士、ひんでんブルグ、Mituo、蟹森ぐり、矢凪まさし、NAS-O、兼処敬士などがその名を連ねます。2008年7月号以降はトモセシュンサクが主に担当し、一部号では恋泉天音、鞍戸セラ、黒磐まどか、水原優などが担当しました。

電子書籍

晋遊舎及びマックスから出版されたポプリコミックスの過去作単行本は、DMM.R18、DLsite.com、DiGiket.com、Gyutto.comなどの電子書籍ストアで配信されていました。また、一部ストアでは本誌の電子書籍も配信されていましたが、休刊と同時に配信を終了しています。

増刊

『コミックポプリクラブ』からは、数多くの増刊号が発行されました。『コミックビッグ』、『コミックランド』、『MISTRAL』、『COMICマオ』、『COMIC A-GEKI 鋭撃』、『COMICポプリクラブ ダイハード』、『コミックPフラート』などが発行されましたが、いずれも休刊しています。また、2014年には『COMIC漫華鏡』が創刊されましたが、本誌の休刊に伴い、こちらも休刊となりました。その他、戸守香、太牙射悪、ヤスイリオスケといった作家の特集号も発行されています。

掲載作家

『コミックポプリクラブ』には、海野やよい、天王寺動物園（天王寺水族館）、ひんでんブルグ、森林林檎、もりやねこ、浦島礼仁、魔訶不思議、みやもと留美、深田拓士、わたなべまこと（SR渡辺誠）など、多くの作家が作品を掲載していました。

関連書籍

『COMICポプリクラブ』に関連する書籍として、以下のものが挙げられます。

『CD-ROM COMIC SONOKO LAND THE WORKS OF SONOKO SAITO 斉藤苑子作品集』
『NAS-O illustration works』
『コミックポプソクラブ』（パロディ合同同人誌）
『トモセシュンサク ポプリクラブイラストワークス』

関連項目

成人向け漫画雑誌の一覧
日本の成人向け漫画家の一覧
漫画ばんがいち…購読者層が共通しており、両方に作品を発表している作家もいた。

外部リンク

MAX成人向けサイト - ウェイバックマシン（2015年9月19日アーカイブ分）（18禁）
* ポプリクラブの中の人 (PotpourriC) - X（旧Twitter）

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