D210i

「デジタル・ムーバ D210i HYPER」は、三菱電機によって製造されたNTTドコモの第二世代携帯電話（mova）端末です。この機種は、D503iの発売からわずか1ヶ月後に市場に投入されました。

デザインと特徴

D210i HYPERは、D503iよりもコンパクトなボディと小型の液晶ディスプレイを特徴としています。本体カラーは、ブリリアントホワイト、スパークリングシルバー、そしてきらきらピンクの3色が用意されました。特筆すべきは、きらきらピンクモデルが、ローティーンの女性をターゲットにデザインされた点です。このモデルは、他の2色に比べて若干サイズが大きく、丸みを帯びた形状を採用し、フリップ部には半透明の素材を使用、背面イルミネーションには花柄があしらわれるなど、外観において大きな差別化が図られています。

機能

着信メロディは16和音に対応し、文字変換にはATOK POCKETが採用されました。このATOK POCKETは、当時の携帯電話における日本語入力の使いやすさを大きく向上させました。ただし、前モデルのD209iに搭載されていた赤外線通信機能「DDLink」は、D210i HYPERでは省かれています。

歴史

D210i HYPERは、以下の日付で技術基準適合証明や設計認証を受けています。

[2001年]]1月10日：テレコムエンジニアリングセンター]による[[技術基準適合証明の工事設計認証（工事設計認証番号WZA0029）
2001年1月11日：TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証（工事設計認証番号WZA0030）
2001年1月12日：電気通信端末機器審査協会(JATE)による技術基準適合認定の設計認証（設計認証番号A00-1362JP、J00-0378）
2001年1月12日：JATEによる技術基準適合認定の設計認証（設計認証番号A00-1363JP、J00-0379）

その後、2001年4月16日にドコモから発表され、2001年4月18日に発売されました。しかし、2012年3月31日をもってmovaサービスが終了したため、この日以降はD210i HYPERを含むmova端末は使用できなくなりました。

関連機種

D210i HYPERは、以下の機種と関連があります。

D503i：D210i HYPERの前に発売された機種で、よりハイエンドなモデルでした。
D209i：D210i HYPERの前モデルで、赤外線通信機能DDLinkを搭載していました。
D211i：D210i HYPERの後継機種です。

外部リンク

ドコモ、「D210i」発表──4月18日発売 - ITmedia 2001年4月16日
* ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ D210i - ケータイWatch 2001年4月27日

これらの外部リンクからは、当時のニュース記事やレビュー記事を読むことができ、D210i HYPERの詳細な情報を得ることができます。

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