D503i

デジタル・ムーバ D503i HYPERは、[2001年]]に三菱電機から発売されたNTTドコモの第二世代携帯電話][[端末です。iアプリに対応した503iシリーズの最終モデルとして登場しました。

概要

当時としては大型の約1.85インチのTFD液晶を搭載し、約4096色の表示が可能でした。この液晶はエプソン製で、N503iと同様のものが採用されていました。高精細な表示は、当時の携帯電話の中では際立っていました。また、着信メロディには16和音128音色のPCM音源が採用され、豊かな音色を楽しむことができました。自作メロディは3和音に対応していました。

文字変換には、業界初のATOK Pocketが採用されました。これにより、当時としては非常に高度な文字変換が可能となり、快適な日本語入力が実現しました。しかし、D208、D502i、D209iに搭載されていた赤外線通信機能「DDLink」は、この機種では搭載されませんでした。

D503i HYPERは、ドコモ50xシリーズのDシリーズにおいては最後のフリップ式端末となりました。このデザインは、携帯電話の開閉を保護するだけでなく、操作性やデザイン性を重視するユーザーに支持されました。

歴史

D503i HYPERの発売までの経緯は以下の通りです。

2000年10月3日：[テレコムエンジニアリングセンター]による技術基準適合証明の工事設計認証を取得（工事設計認証番号WAA0090）。
2000年10月4日：電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得（設計認証番号A00-1011JP、J00-0275）。
2001年2月27日：TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を追加取得（工事設計認証番号WAA0106）。
2001年3月13日：ドコモ北海道がD503i HYPERを発表。
2001年3月14日：全国でD503i HYPERが発表される。
2001年3月16日：ドコモ北海道・ドコモ四国で発売開始。
2001年3月19日：ドコモ東北以外の全国で発売開始。
2001年3月21日：ドコモ東北で発売開始。
2012年3月31日：movaサービスの終了に伴い、D503i HYPERの使用もこの日をもって終了。

D503i HYPERは、movaサービス終了まで多くのユーザーに利用され、その優れた機能と使いやすさから、携帯電話の歴史に名を刻む一台となりました。特に、高精細な液晶画面と快適な文字変換機能は、当時のユーザーから高い評価を受けました。

関連項目

D503iS：D503i HYPERの派生モデル。
D210i：同時期に発売された三菱電機製のmova端末。

外部リンク

ITmedia +D Mobile ドコモ、「D503i」の全国発売スケジュールを公開 - ケータイWatch 2001年3月14日
* ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ D503i - ITmedia 2001年3月19日

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