Dear Friends VII 阿久悠トリビュート

『Dear Friends VII 阿久悠トリビュート』

『Dear Friends VII 阿久悠トリビュート』は、2014年8月27日にインペリアルレコードからリリースされた岩崎宏美のカバーアルバムです。本作は、名作詞家である阿久悠の楽曲だけを取り上げており、彼の音楽的遺産を新たに再解釈した作品となっています。このアルバムは『Dear Friends』シリーズの第7弾にあたります。

阿久悠は、日本の歌謡界において数多くのヒット曲を生み出した著名な作詞家で、彼の作品は今なお多くのアーティストに影響を与えています。岩崎宏美の確かな歌声が、阿久悠の美しい言葉とメロディに命を吹き込み、新たな感動を呼び起こします。

収録曲について

本アルバムには、阿久悠が作詞を手掛けた様々な楽曲が収められており、その全てが岩崎宏美によるカバーです。各楽曲の特徴と魅力を以下に紹介します。

1. みずいろの手紙
- 作曲：三木たかし
- 編曲：上杉洋史
- 原曲：あべ静江（1973年）
しっとりとしたバラードで、心の奥に響くような歌詞が特徴的です。

2. ひまわり娘（with 国府弘子）
- 作曲：シュキ・レヴィ
- 編曲：国府弘子
- 原曲：伊藤咲子（1974年）
元気でフレッシュな印象のダンスナンバーで、国府弘子のピアノ伴奏が一層の華やかさを添えています。

3. 白いサンゴ礁
- 作曲：村井邦彦
- 編曲：古川昌義
- 原曲：ズー・ニー・ヴー（1969年）
海を感じるリズムが作品の特徴です。

4. お元気ですか
- 作曲：三木たかし
- 編曲：古川昌義
- 原曲：清水由貴子（1977年）
友人への気遣いを歌った楽曲で、心温まるメロディが印象的です。

5. ラスト・シーン
- 作曲：三木たかし
- 編曲：上杉洋史
- 原曲：西城秀樹（1976年）
恋愛の終わりを描いた儚い歌詞が響きます。

6. 時の過ぎゆくままに（with 国府弘子）
- 作曲：大野克夫
- 編曲：国府弘子
- 原曲：沢田研二（1975年）
しみじみとしたバラードの美しさが際立ちます。

7. あの鐘を鳴らすのはあなた
- 作曲：森田公一
- 編曲：野見祐二
- 原曲：和田アキ子（1972年）
感情豊かな歌声が光る楽曲で、聴く人の心に響くメッセージ性があります。

8. 北の宿から
- 作曲：小林亜星
- 編曲：野見祐二
- 原曲：都はるみ（1975年）
懐かしさを感じさせるワルツ調の美しい曲です。

9. ジョニィへの伝言
- 作曲：都倉俊一
- 編曲：上杉洋史
- 原曲：ペドロ&カプリシャス（1973年）
愛の思いを伝える、一人の女性の物語が毛に描かれています。

10. 街の灯り
- 作曲：浜圭介
- 編曲：上杉洋史
- 原曲：堺正章（1973年）
想い出に浸るようなメロディが心に残ります。

11. 時代おくれ
- 作曲：森田公一
- 編曲：坂本昌之
- 原曲：河島英五（1986年）
時代を超えたメッセージが込められた名曲です。

12. ピアノ弾きが泣かせた
- 作曲：大野克夫
- 編曲：坂本昌之
- 原曲：5thアルバム『思秋期から…男と女』収録曲のセルフカバー
ピアノが豊かな表現力で奏でる心の琴線に触れる楽曲です。

このように、岩崎宏美の歌声がアルバム全体に新たな息吹を与えており、リスナーにとっても懐かしい名曲の数々が楽しめる内容となっています。阿久悠の創り出した歌詞の世界に、今再び触れてみることができる素晴らしい作品です。

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