Deing

DAIGOのカバーアルバム『Deing』：ビーイング40周年を彩る珠玉の楽曲たち

2018年12月5日、DAIGO名義初のカバーアルバム『Deing』（ディーイング）がZAIN RECORDSよりリリースされました。DAIGO自身の提案から実現した本作は、ビーイング設立40周年という節目の年、そしてDAIGO自身も40歳を迎えた年にリリースされた、特別な作品です。

豪華ゲスト陣と懐かしのビーイングサウンド

『Deing』は、数々のヒット曲を世に送り出してきたビーイング所属アーティストの楽曲を、DAIGOがカバーしたアルバムです。サウンドプロデューサーには、ビーイングの創設者である長戸大幸氏を迎え、T-BOLANの森友嵐士氏、DEENの池森秀一氏、大黒摩季氏といった豪華アーティストが、それぞれの代表曲をカバーするだけでなく、ゲストボーカルとして楽曲に参加。特に『果てしない夢を』では、DAIGO、森友氏、池森氏の3名が共演し、アルバムに華を添えています。

アルバム発売日にはヴィーナスフォートでミニライブが開催され、森友氏と池森氏がゲスト参加。3名による『果てしない夢を』のライブパフォーマンスも披露されました。

多彩な形態と充実の特典

『Deing』は初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤の3形態でリリースされました。初回限定盤Aには『もっと強く抱きしめたなら』のミュージックビデオとオフショット、初回限定盤BにはDAIGOの15周年記念ライブ映像を収録したDVDが付属。通常盤にはランダムで封入される「DAIGOカード」（全4種）が用意されました。さらに、音楽ポータルサイト「Musing」では、『DAIGOクリアポスターカレンダー2019（2枚セット）』が予約特典として用意され、DAIGO MOBILE会員には先着でプレゼントされる企画も実施されました。

リリース記念イベントは2018年末から2019年3月にかけて6会場で開催され、ミニライブや特典会が盛況のうちに幕を閉じました。

懐かしのジャケットオマージュ

『Deing』のアートワークは、ビーイング系アーティストの過去のジャケットをオマージュしたデザインとなっています。通常盤はT-BOLANの4thアルバム『HEART OF STONE』、初回限定盤AはZARDの7thシングル『君がいない』、初回限定盤BはZYYGの2ndアルバム『Noizy Beat』をそれぞれモチーフとしています。

各楽曲へのDAIGOの想いと制作秘話

アルバム収録曲は、DAIGOが自身の音楽遍歴を彩ったビーイングの名曲の数々。それぞれの楽曲に込めたDAIGOの想いや、レコーディング時のエピソードは興味深いものばかりです。

例えば、『もっと強く抱きしめたなら』はDAIGOがWANDSを知るきっかけとなった曲であり、レコーディングには原曲に参加したスタッフも参加。当時の環境や機材の違いに戸惑いながらも、スタッフに委ねる形で完成させました。また『離したくはない』では森友氏と共作する中で、彼の存在感や歌い方に感銘を受けたこと、『このまま君だけを奪い去りたい』では池森氏と予想外のフルコーラスでの共演が実現しました。

『Secret of my heart』はレコーディングにおける難関曲で、DAIGOは人生最大の挫折を経験したと語っています。一方、『果てしない夢を』は巨人ファンであるDAIGOにとって、自身を励ましてくれた特別な一曲であり、アルバムの締めくくりに相応しい楽曲として選曲されました。

ミュージックビデオと参加ミュージシャン

『もっと強く抱きしめたなら』と『このまま君だけを奪い去りたい』のミュージックビデオは、2018年11月7日にBREAKERZの公式YouTubeチャンネルで公開されました。

参加ミュージシャンはDAIGO（Vocal）の他、森友嵐士氏、池森秀一氏、大黒摩季氏ら豪華ゲストボーカルに加え、d-project、鶴澤夢人、灰原大介、図画泉美ら実力派ミュージシャンが参加しています。

チャート成績

『Deing』はBillboard JapanのHot Albumsで初登場24位、Download Albumsで初登場42位、Top Albums Salesで初登場23位（全国推定4,803枚）を記録。オリコン週間アルバムランキングでも最高23位を獲得しました。

『Deing』は、DAIGOの音楽人生、そしてビーイングの歴史を凝縮した、まさに記念碑的作品と言えるでしょう。

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