GOOD LUCK MY WAY

L'Arc〜en〜Ciel 37th Single「GOOD LUCK MY WAY」

「GOOD LUCK MY WAY」は、L'Arc〜en〜Cielが2011年にリリースした37枚目のシングルです。表題曲は、映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』の主題歌として書き下ろされました。

リリース概要

このシングルは、2011年6月22日に配信限定でリリースされ、その後、6月29日にCDとして発売されました。配信限定曲「I Love Rock'n Roll」以来、約1年3ヶ月ぶりの新曲発表であり、フィジカルシングルとしては「BLESS」以来、約1年6ヶ月ぶりのリリースとなります。L'Arc〜en〜Cielにとって、2011年最初のシングル作品です。

レコーディングは、アルバム『BUTTERFLY』の制作期間中に行われました。表題曲は、バンドにとって約6年ぶりとなるアニメ映画への楽曲提供であり、過去には『劇場版 [[鋼の錬金術師 シャンバラを征く者]]』に「Link」「LOST HEAVEN」を提供しています。

この楽曲は、20周年記念ライブ「20th L'Anniversary LIVE」で初披露されました。作曲を担当したtetsuyaは、映画のストーリーとバンドの状況がリンクすると感じ、前向きな未来をイメージして作曲したと語っています。作詞を担当したhydeは、映画の主人公たちの気持ちに寄り添いながら、歌詞を制作したと述べています。

また、カップリング曲には、恒例のパートチェンジバンド、P'UNK〜EN〜CIELによるセルフカバーが収録されています。本作には、「metropolis –2011–」が収録されており、この楽曲がP'UNK〜EN〜CIELによる最後のセルフカバーとなりました。

リリースプロモーション

リリースに先駆け、TOKYO FMのラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』で楽曲が初オンエアされました。また、ニコニコ生放送では24時間特番が配信され、過去の楽曲やミュージックビデオが一挙放送されました。番組の最後には、メンバー全員が生出演し、視聴者からの質問に答える企画が実施されました。さらに、渋谷のスクランブル交差点などの街頭ビジョンで生中継されるなど、大規模なプロモーションが展開されました。

リリース形態

CDは、初回生産限定盤、通常盤、期間生産限定盤の3形態で発売されました。初回盤にはミュージックビデオが収録されたDVDが付属し、期間生産限定盤には、過去の『鋼の錬金術師』タイアップ曲がリマスタリングされて収録されています。また、初回盤と通常盤には、ビックリマンシールを模した「ワクワク☆ラルク アン シール」が封入されています。

ミュージックビデオ

「GOOD LUCK MY WAY」のミュージックビデオは、多田卓也が監督を務め、メンバーの演奏シーンと、少年少女が駆け出すシーンで構成されています。撮影は、神奈川県箱根町の星の王子さまミュージアムで行われました。また、MVで使用されている音源は、イントロとアウトロにストリングスが追加された特別なバージョンとなっています。

楽曲解説

GOOD LUCK MY WAY / L'Arc〜en〜Ciel

この楽曲は、疾走感のあるリズムアレンジと、メロディアスなサウンドが特徴的なロックナンバーです。映画の製作陣から「作曲者をtetsuyaで」という指名を受け、書き下ろされました。tetsuyaは、バンド結成20周年という節目を意識し、勢いのある楽曲を制作したと語っています。

hydeは、歌詞について、監督との打ち合わせや脚本を読んだ上で、映画の内容とバンドの状況をリンクさせながら制作したと述べています。

この曲は、ストリングスや管楽器を加えて、豪華でポップなアレンジが施されています。また、パンクの要素も感じられる2ビートのリズムが特徴的です。kenは、ギターレコーディングで、自身のシグネイチャーモデルを頻繁に使用するようになったと語っています。

アルバム『BUTTERFLY』には、アウトロにストリングスパートを追加したアルバムバージョンが収録されています。映画では、このアルバムバージョンが使用されています。

metropolis –2011– / P'UNK〜EN〜CIEL

P'UNK〜EN〜CIELによる、過去の楽曲「metropolis」のセルフカバーです。tetsuyaの意向により、サイモン&ガーファンクル風にアレンジされており、「冬の散歩道」を彷彿とさせるギターリフが印象的です。

タイアップ

GOOD LUCK MY WAY
松竹/アニプレックス配給映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』主題歌

参加ミュージシャン

GOOD LUCK MY WAY / L'Arc〜en〜Ciel

hyde：Vocal
ken：Guitar
tetsuya：Bass
yukihiro：Drum
tetsuya：Keyboards, Programming, Backing Vocal
西平彰：Keyboards, Programming, Strings and Brass Arrangement
斎藤仁：Manipulate
岡野ハジメ：Q-chord
金原千恵子ストリングス：Strings
佐々木史郎：Trumpet
川上鉄平：Trumpet
鹿討奏：Trombone
本田雅人：Alto Saxophone

metropolis –2011– / P'UNK〜EN〜CIEL

T.E.Z P'UNK：Vocal, Guitar
HYDE P'UNK：Guitar
YUKI P'UNK：Bass
KEN P'UNK：Drum

初回生産限定盤・期間生産限定盤付属DVD

初回生産限定盤付属DVD

GOOD LUCK MY WAY -Music Clip-

期間生産限定付属DVD

GOOD LUCK MY WAY (Music Clip) 「鋼の錬金術師」version
「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」劇場用 特報・TV SPOT・本予告
「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」 劇場用 特報1 (30秒 version)
「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」 TV-SPOT (15秒 version)
「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」 劇場用 特報2 (60秒 version)
「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」 劇場用 特報2 (30秒 version)
「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」 TV-SPOT (15秒 version)
「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」 劇場用 本予告 (90秒 version)
「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」 劇場用 本予告 (30秒 version)

カバー

近藤真由（2021年、カバーアルバム『マーマレード』に収録）

収録アルバム

オリジナルアルバム『BUTTERFLY』 (#1,アルバムバージョン)
ベストアルバム『WORLD'S BEST SELECTION』 (#1,シングルバージョン)
セルフカバーアルバム『P'UNK IS NOT DEAD』 (#2)
コンピレーションアルバム『鋼の錬金術師 THE BEST』 (#1,シングルバージョン)

参考文献・サイト

『WHAT's IN?』、ソニー・マガジンズ、2012年2月号
『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2012年3月号
『ギター・マガジン』、リットーミュージック、2012年3月号
『リズム&ドラム・マガジン』、リットーミュージック、2012年4月号
* 『シングル『GOOD LUCK MY WAY』インタビュー』、exciteニュース

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