iモードFeliCaとは
iモードFeliCaは、
NTTドコモが提供する
携帯電話技術で、ソニーが開発した非接触型ICチップ「FeliCa」を内蔵していることが特徴です。この技術を搭載した
携帯電話は、同社によって「
おサイフケータイ」と総称され、「ケータイ・デ・ピッ! と」というスローガンでその利用シーンが表現されています。
iモードとの連携
iモードFeliCaの最大の特徴は、ドコモの
インターネット接続
サービス「iモード」と連携している点です。これにより、FeliCaチップを利用した各種
サービスをネットワーク経由で
ダウンロードし、
携帯電話に登録できます。従来のFeliCaの機能に加え、ネットワークとの親和性が高められたことで、より便利で多機能な
サービスが実現しました。
興味深いことに、「iモードFeliCa」は、異なる企業の
商標を組み合わせた用語です。ドコモは「
おサイフケータイ」という登録
商標を、auの「
EZ FeliCa」、
ソフトバンク(旧ボーダフォン)の「ボーダフォンライブ!FeliCa」(現
S!FeliCa)といった他キャリアにも開放しました。これは、自社
サービスの囲い込みよりも、
サービス全体の普及を優先した結果といえます。
FeliCaチップの進化
iモードFeliCaに搭載されるFeliCaチップの容量は、当初約5KBでしたが、903iシリーズからは約15KBに増量されました。これにより、より多くの
サービスや情報を
携帯電話に格納できるようになり、利便性が向上しました。
プラットフォーム提供
FeliCaチップ(モバイルFeliCa ICチップ)に関するライセンス提供やプラットフォームの提供は、
フェリカネットワークス株式会社が行っています。これにより、様々な事業者がFeliCa技術を活用した
サービスを開発・提供することが可能になっています。
対応機種
iモードFeliCaは、mova506iシリーズ(P506iC、SH506iC、
SO506iC、P506iCII)やFOMA
F900iC、901iシリーズ(F901iC、
N901iC、
SH901iC、
P901iTV)など、多くの機種で採用されてきました。現在では、ほとんどの
携帯電話がiモードFeliCaに対応していますが、一部の海外メーカー製機種やシニア向け機種では、最新モデルでも対応していない場合があります。
また、初期のモデルには、
モバイルSuicaに関する機能が制限されているものがあります。詳細については、
モバイルSuicaの項目をご参照ください。
関連項目
携帯電話'>おサイフケータイ
Edy
モバイルSuica
iD
外部リンク
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