KEIRINグランプリ'97

KEIRINグランプリ'97

1997年12月30日、立川競輪場を舞台に、KEIRINグランプリ'97が開催されました。このレースは、その年の競輪界を代表する選手たちが集結し、優勝賞金7000万円をかけて激戦を繰り広げる、年末のビッグイベントです。

出場選手

この年のグランプリに出場した選手たちは、以下の通りです。

山田裕仁
濱口高彰
神山雄一郎
後閑信一
東出剛
鈴木誠
吉岡稔真
小橋正義
児玉広志

レース展開

レースは、周回中、まず岐阜ライン（山田-濱口）が前団を形成し、中団には関東ライン（神山-後閑）と南関東ライン（東出-鈴木）が位置しました。後方には吉岡-小橋-児玉のラインが控える展開。残り2周で後方のラインが動き出し、続いて関東ラインと南関東ラインが仕掛けましたが、ここで吉岡選手が神山選手の後ろにいた後閑選手と接触し落車。波乱の幕開けとなりました。

このアクシデントで、先頭に躍り出た神山選手を、第2コーナーで岐阜ラインと南関東ラインが追走。後閑選手は第2コーナー後の直線で後退を余儀なくされました。続く第3コーナー付近で、東出選手が捲りを試みましたが、岐阜ラインには届かず。

最後の直線では、先頭で粘る神山選手と、後方から追い込んできた山田選手と濱口選手の三つ巴の争いとなり、ゴール手前で山田選手が神山選手を差し切って見事優勝。山田選手にとっては、特別競走、そしてグランプリを通して初の優勝となりました。一方、神山選手は3年連続でグランプリ2着という結果に。3着には、神山選手を捉えきれなかった濱口選手が入りました。

競走結果

配当金額

詳しい配当金額については、情報が提供されていません。

エピソード

このレースから、NHK衛星第1テレビジョンでの放送が開始されました。これにより、より多くのファンがグランプリの模様を観戦できるようになりました。

しかし、GP単体の売上は98億9259万9300円と、目標の110億円を大きく下回る結果に。また、シリーズ全体の売上目標は230億円でしたが、シリーズ3日間の売上は217億3498万9200円にとどまり、こちらも目標達成とはなりませんでした。

競走データ

優勝した山田裕仁選手は、当時GI優勝未経験でしたが、GI優勝未経験者がグランプリを制覇したのは史上初の快挙でした。その後、山田選手は翌1998年の全日本選抜競輪（青森競輪場）で優勝し、GIタイトルも獲得しています。

脚注

立川競輪Webサイト

関連項目

KEIRINグランプリに関する詳細な記事へのリンク、または関連情報を参照してください。'>KEIRINグランプリ

外部リンク

立川競輪場で開催された過去のKEIRINグランプリの動画を視聴できます。'>立川競輪WebサイトのKEIRINグランプリ優勝者一覧

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