KEIRINグランプリ2015

KEIRINグランプリ2015：浅井康太、悲願の初制覇

2015年12月30日、京王閣競輪場を舞台に、第31回KEIRINグランプリが開催されました。この大会は、その年の競輪界を代表するトップ選手たちが集結し、優勝賞金1億160万円をかけて激戦を繰り広げる、競輪界最高峰のレースです。

出場選手

出場選手は、同年11月23日に行われた競輪祭決勝戦終了後に決定しました。選出基準は、同日時点での獲得賞金ランキングに基づきます。また、車番は12月17日に開催された共同記者会見での公開抽選により決定しました。今大会では、園田匠選手と稲垣裕之選手の2名がKEIRINグランプリ初出場を果たしました。

補欠選手には、金子貴志選手（愛知）が選出されています。

レース展開

レースは、まず武田豊樹選手が先頭を伺う展開となりました。しかし、武田選手の動きが厳しくなると判断した平原康多選手が、外側から踏み込んで3コーナーで先頭に躍り出ました。その直後、浅井康太選手がインコースから神山雄一郎選手をかわし、平原選手を追走する形となりました。

最終直線では、そこから抜け出した浅井選手が、5度目の挑戦にして初のグランプリ制覇を成し遂げました。一方、バックストレッチ8番手から大外を捲り上げた新田祐大選手が2着に入り、直線で伸びを欠いた平原選手が3着となりました。

配当金

詳細な配当金については以下の通りです。

三連複: 1番人気
三連単: 2002年以来、13年ぶりの4桁配当

レース概要

レースは、平原選手が積極的に動くも、最終的には浅井選手の爆発的なスピードが勝敗を分けました。浅井選手は、過去4回のグランプリ出場で悔しい思いを重ねてきましたが、このレースでついにその壁を乗り越え、悲願の初優勝を飾りました。新田選手は、持ち前の捲りで2着に入り、その実力を示しました。平原選手は、積極的にレースを動かしたものの、最後の直線で伸びを欠き、3着という結果となりました。

エピソード

地上波中継では、「KEIRINグランプリ2015 坂上忍の勝たせてあげたいTV」と題して、日本テレビ系列で全国放送されました。解説は滝澤正光氏、実況は筒井大輔氏が担当しました。また、一部放送局ではCS放送の同時ネットも行われました。

表彰式では、本年度の競輪イメージガールを務めた柳ゆり菜さんと共に、アントニオ猪木参院議員がプレゼンターを務めました。

グランプリ単体の売上は52億4240万8100円を記録しました。シリーズ全体の目標額は125億円でしたが、シリーズ三日間の総売上は121億4480万0200円となり、前年比96.6%となりました。

まとめ

KEIRINグランプリ2015は、浅井康太選手の劇的な初優勝で幕を閉じました。レース展開、配当、エピソードなど、様々な側面から見ても記憶に残る大会となりました。多くの競輪ファンにとって、このレースは忘れられない一戦となったことでしょう。

参考情報

* 第31回 KEIRINグランプリ 京王閣 特設サイト

もう一度検索