MOON CHILD (バンド)

MOON CHILD (ムーンチャイルド)

MOON CHILDは、1990年代後半に日本の音楽シーンを彩ったロックバンドです。その音楽性と活動は、多くのファンを魅了してきました。

結成からデビューまで

1995年、佐々木収（Vo）、樫山圭（Dr）を中心に結成された「タンバリンズ」が前身となり、渡辺崇尉（Ba）を加え、3ピースバンド「MOON CHILD」として本格始動しました。バンド名の由来は、佐々木が敬愛するムーンライダーズに因んだものとされています。

当初は下北沢を中心にライブ活動を展開していましたが、avex traxにスカウトされ、同レーベル初のロックバンドとして1996年にメジャーデビュー。Mr.Childrenのサポートメンバーだった浦清英をプロデューサーに迎え、シングル「Brandnew Gear」でデビューを飾りました。同年秋には秋山浩徳（Gt）が加入し、4人体制となります。

大ヒットと解散

1997年にリリースした5枚目のシングル「ESCAPE」が、テレビドラマ「FiVE」の主題歌に起用されたことで大ブレイク。オリコンシングルチャート1位を獲得し、一躍人気バンドとなりました。ポストMr.Childrenとして注目を集めましたが、1999年1月28日に解散を発表。同年2月24日の渋谷公会堂でのライブを最後に、その活動に幕を閉じました。

解散後、佐々木と渡辺は後継バンド「SCRIPT」を結成し、新たな音楽活動をスタートさせました。

再結成とその後

2013年、佐々木、渡邊、樫山のオリジナルメンバーで再結成を発表。赤坂BLITZでの再結成ライブは、チケットが即日完売となるほどの盛況ぶりでした。

しかし、再結成ライブ以降、バンドとしての目立った活動はなく、2014年後半には公式ウェブサイトも閉鎖され、活動休止状態となっていました。そんな中、2017年1月18日に、佐々木のブログ等でDo As Infinityとの対バンライブが発表され、3月6日にSHIBUYA O-EASTで4年ぶりのライブ「GREATEST HITS vol.1」を開催。このライブでは、2013年の再結成時には参加していなかった秋山に加え、デビューから解散ライブまでサポートメンバーを務めた河野圭も出演し、解散以来初めてフルメンバーが揃いました。

その後、再び活動は沈静化していましたが、2018年11月に新たな公式サイトを立ち上げ、2019年2月10日には再びDo As Infinityとの対バンライブを行いました。

2020年には、佐々木と秋山によるユニット「オサム＆ヒロノリ from MOON CHILD」として、ミニアルバムを発表。過去の楽曲のセルフカバーや新曲を収録し、新たな展開を見せています。

メンバー

佐々木収 (ボーカル)
渡辺崇尉 (ベース)
樫山圭 (ドラムス)
秋山浩徳 (ギター)

サポートメンバー

解散まで

河野圭 (キーボード)
松本博志 (サックス)

2013年再結成時

大渡亮 (Do As Infinity) (ギター)
都啓一 (SOPHIA) (キーボード)
KATSU (CROSS) (コーラス、アコースティックギター)

2017年再結成時〜

河野圭 (キーボード)

ディスコグラフィ

（詳細なディスコグラフィは割愛します。シングル、アルバム、ビデオ、書籍などの作品をリリースしています。）

タイアップ

「ESCAPE」 - テレビドラマ「FiVE」主題歌

（その他、多数のタイアップあり）

関連人物

浦清英 - デビューから「MY LITTLE RED BOOK」までの編曲・プロデュースを担当
今井裕 -「微熱」「ESCAPE」の編曲・プロデュースを担当
明石昌夫 -「requiem for the man of nomad」シングル版の編曲・プロデュースを担当
井上鑑 -「POP AND DECADENCE」の編曲・プロデュースを担当
河野圭 - サポートキーボーディスト

関連バンド

SCRIPT
Ricken's

外部リンク

ウェイバックマシン（2014年8月14日アーカイブ分）'>MOON CHILD OFFICIAL WEB SITE
2019年再結成にあたって公開されたサイト'>MOON CHILD official website
SCRIPT official home page " SCRIPT IS HERE ! "
ササキオサム公式サイト

MOON CHILDは、その音楽性はもちろんのこと、メンバーの変遷や活動状況など、様々な面で注目を集めるバンドです。今後の活動にも目が離せません。

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