Music Porter II

Music Porter II（ミュージックポーター・ツー）は、三菱電機が開発したNTTドコモの第三世代携帯電話FOMA端末、FOMA D701iWMのブランド名です。型番末尾の「WM」は、With Musicの略であり、音楽機能を重視した端末であることを示しています。

概要

D701iをベースに開発されたMusic Porter IIは、初代Music PORTERとは異なり、オーソドックスな折りたたみ式のデザインを採用しました。これにより、携帯性も向上しています。大きな特徴として、消費電力の低減が図られており、連続再生時間は初代Music PORTERの約6時間から大幅に向上し、約20時間の再生が可能となりました。これにより、外出先でも長時間音楽を楽しむことができます。

製品には、128MBのメモリースティック PRO Duoが同梱されており、多くの楽曲を保存することが可能です。また、楽曲ファイル管理・転送用のメディアプレーヤーソフト「BeatJam」、USB接続ケーブル、ステレオイヤホン、マイク付リモコンが付属し、購入後すぐに音楽を楽しめる環境が提供されています。対応する楽曲ファイルの形式は、ATRAC3、ATRAC3plus、MP3、そしてiモーション MP4（AMR, AAC）と幅広く、さまざまな音楽ファイルに対応しています。

さらに、音楽配信サイト「Mora」からダウンロードした楽曲の再生や、FMラジオの聴取も可能です。これにより、ユーザーは多様な音楽ソースを楽しむことができます。

歴史

Music Porter IIは、2005年9月29日に電気通信端末機器審査協会（JATE）による審査を通過し（認定番号: A05-0420001）、同年10月3日に発表されました。そして、2005年12月22日に発売が開始され、音楽好きのユーザーを中心に支持を集めました。この端末は、音楽再生機能に特化した携帯電話として、当時の市場において重要な役割を果たしました。

関連項目

ミュージックポーター
Music PORTER
MUSIC PORTER X
D701i

外部リンク

* ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ Music Porter II - ケータイWatch (2005年12月27日)

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