P705i

FOMA P705i について

FOMA P705i は、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発され、NTTドコモから発売された第三世代携帯電話（FOMA）端末です。2008年1月25日に発売が開始されました。

概要

この端末の大きな特徴は、ワンセグ対応端末としては当時最薄となる12.8mmのスリムなボディを実現した点です。ワンセグ受信用アンテナを内蔵しており、別途アンテナを取り付ける必要がありません。同時期に発表されたP905iやP905iTVのような「VIERAケータイ」という名称は付いていません。

処理能力としては、モバイルPEAKSプロセッサーを搭載しています。また、ワンプッシュオープンに対応しており、片手で簡単に開閉できます。

ミュージック機能

音楽再生機能も充実しており、着うたフル（うたホーダイ）、SD-Audio（AAC/AAC+SBR）、Windows Media Audioに対応しています。特にWindows Media Audioに対応しているため、当時定額制音楽配信サービスとして人気があったNapsterを利用することが可能でした。

ただし、音楽管理ソフトのSD-Jukeboxなどは付属していないため、別途用意する必要があります。また、イヤホンジャックは平型ではなく、充電・通信端子に接続するアダプタが必要になります。

カメラ機能

インカメラは搭載されていないため、テレビ電話で自分の顔を相手に送信することはできません。

プリインストールアプリ

様々なアプリがプリインストールされています。

七田式!記憶耳アプリ
もじリスヘキサ
カウントダウントレイン-P
地図アプリ
楽オク出品アプリ2
iアプリバンキング
FOMA通信環境確認アプリ
Gガイド番組表リモコン
iD設定アプリ
DCMXクレジットアプリ

ワンセグ機能

ワンセグ機能も充実しており、以下の機能が搭載されています。

EPG（録画予約も可能）
外部メモリ（microSD）への録画
字幕放送
マルチウィンドウ

歴史

2007年10月26日：電気通信端末機器審査協会 (JATE) を通過。
2007年11月1日：D905i、D705i、D705iμなど多数の機種とともに開発が発表。
2007年11月6日：技術基準適合証明 (TELEC) を通過。
2008年1月10日：報道関係者向けの内覧会で実機を公開。
2008年1月25日：発売開始。

不具合とソフトウェア更新

発売後、いくつかの不具合が確認され、ソフトウェア更新によって修正されています。

2008年4月15日の更新内容

メール本文入力画面で特定の操作を行うと、端末がフリーズする不具合
新規メール作成画面で特定サイズの画像を添付すると、エラー終了する不具合
一部のUSBハンズフリー対応機器との接続時に、ハンズフリー機能が正常に動作しない不具合

2008年5月27日の更新内容

iモード問い合わせによるメール受信以外、メールを自動的に受信できなくなる不具合
時計表示が進んでしまい、発着信履歴が未来の日時で記録される不具合

2008年9月18日の更新内容

メールの一覧表示（本文表示設定有り）状態でページ切替やカーソル移動など操作を行うと、再起動する不具合

2009年1月8日の更新内容

イヤホンマイクを使用して通話すると、通話相手側で相手の声がエコーする不具合
メール宛先一覧画面で特定操作を行うと、端末が再起動する不具合
OFFICEEDのエリア表示設定を｢ON｣にしても、設定が「OFF」に戻る不具合

2011年6月20日の更新内容

フォントサイズを変更すると、絵文字の色指定が有効にならない不具合

関連項目

P905i
P905iTV
P705iμ
W61P

外部リンク

FOMA P705iサポート情報 | お客様サポート | NTTドコモ

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