RPD軽機関銃

RPD軽機関銃

RPD（ロシア語: Ручной пулемёт Дегтярёва）は、ソ連で開発された7.62x39mm弾を使用する軽機関銃です。SKSカービン向けに開発されたこの弾薬を使用する分隊支援火器として、DP28軽機関銃の後継としてヴァシリ・A・デグチャレフによって1944年に設計されました。

概要

開発は1943年に始まり、1944年に完成しました。1948年にソ連軍に採用され、1953年から大規模な納入が開始されました。1950年代を通じてソ連軍で使用され、伏せ撃ち用の二脚と腰だめ撃ち用のスリングが標準装備されていました。

外見上は円形のドラムマガジンを備えているように見えますが、実際には弾薬を金属製リンクに装着したものを収納する弾薬箱であり、給弾にはリンクが必須です。この給弾方式が、AK-47との弾薬共有を困難にし、前線での運用に難があるとして、1960年代にはAKMの分隊支援火器仕様であるRPK軽機関銃に更新され、退役しました。

運用

RPD軽機関銃は、東欧諸国や中国（56式）、北朝鮮（62式）などでライセンス生産され、ベトナム戦争では北ベトナム軍や南ベトナム解放民族戦線が大量に使用しました。現在でも中国、北朝鮮、ベトナムなどで予備兵器として保管されているほか、地域紛争でも使用されています。ペルー警察の一部でも使用例があります。

登場作品

RPD軽機関銃は、多くの映画、テレビドラマ、漫画、アニメ、ゲームに登場しています。

映画・テレビドラマ
『アヴァロン』：CPU兵士が使用
『戦火の勇気』：イラク軍兵士が使用
『特殊能力捜査官 ペインキラー・ジェーン』：第22話に登場
『マッドマックス 怒りのデス・ロード|マッドマックス_怒りのデス・ロード』：ガスタウンボーイズが使用
『山猫は眠らない2』：セルビア軍兵士が偵察車両の車載機銃として使用
『若き勇者たち』：主人公たちが鹵獲して使用
漫画・アニメ
『ダーウィンズゲーム』：リュージがメインウェポンとして使用
『めいどぐらし』
『ヨルムンガンド』：PMC「エクスカリバー」などがテクニカルに搭載して使用
ゲーム
『TDP4:チームバトル』：ヘビーマシンガンとして登場
『コール オブ デューティシリーズ』
『CoD4』：ロシア超国家主義派が使用
『CoD:MW2』：ロシア超国家主義派が使用
『CoD:BO2』：キャンペーンで使用可能
『CoD:BOCW』：キャンペーン、マルチプレイで使用可能
『Escape from Tarkov』：ゲーム内で入手可能
『バイオハザード5』：BSAAのハンヴィーに搭載
『バトルフィールド ベトナム』：北ベトナム軍で使用可能
『マーセナリーズ』シリーズ：「LMG」として登場
『Rising Storm 2: Vietnam』：北ベトナム軍が使用可能

関連項目

機関銃
軽機関銃
分隊支援火器
機関銃一覧
DP28軽機関銃
* RPK軽機関銃

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