SH004

SH004は、シャープによって開発され、KDDIおよび沖縄セルラー電話がauブランドで展開したCDMA 1X WIN対応の音声用端末です。2009年に発売され、コストパフォーマンスに優れたモデルとして知られています。

概要

SH004は、SH001の実質的なリファイン版として位置づけられます。主な変更点として、赤外線通信方式がIrSSに変更された点が挙げられます。また、本体ディスプレイ部の背面パネルのデザインにも差異が見られます。プリセットされているデコレーション絵文字の数も異なります。しかし、利用できる機能やサービス、端末本体の内部基板については、SH001とほぼ同様の仕様となっています。外部メモリはmicroSD(2GB)までしか対応しておらず、microSDHCには非対応です。日本語入力システムにはケータイShoinのバージョン7が採用されており、SH003のバージョン9とは異なります。

この機種は、同時期に発表されたEXILIMケータイ CA004（カシオ日立製・カシオブランド）と同様に、コストパフォーマンスに優れている点が特徴です。手頃な価格帯でありながら、基本的な機能をしっかりと備えているため、幅広いユーザー層に受け入れられました。

歴史

SH004の開発と発売の歴史は以下の通りです。

2009年9月14日: 電気通信端末機器審査協会（JATE）を通過しました。
2009年10月19日: KDDIおよびシャープから公式に発表されました。
2009年11月14日: 関東地区を除く全国で一斉に発売されました。
2009年11月21日: 関東地区で発売されました。
2010年9月: 販売が終了しました。

主な機能・対応サービス

SH004は、CDMA 1X WINネットワークに対応しており、基本的な音声通話やメール機能、インターネット接続機能などを備えています。また、赤外線通信機能やカメラ機能も搭載されており、日常的な使用に十分な機能が提供されています。

詳細な機能や対応サービスについては、公式発表資料や取扱説明書をご参照ください。

関連項目

SH001: SH004のベースとなった端末です。デザインや機能面でSH004と多くの共通点を持っています。
ECN-SH004: SH004をベースモデルとした、ECナビケータイの端末です。
TK-SH004: SH004をベースモデルとした、Tigersケータイの端末です。

外部リンク

SH004 (SHARP) - ウェイバックマシン（2009年10月23日アーカイブ分）
SH004 (au) - ウェイバックマシン（2011年5月20日アーカイブ分）

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