SH905iTV

FOMA SH905iTV の詳細解説

FOMA SH905iTV は、シャープが開発し、NTTドコモから発売された第三世代携帯電話（FOMA）端末です。この機種は、ドコモのAQUOSケータイシリーズの2番目のモデルとして、高機能と使いやすさを追求した設計が特徴です。

主な特徴

AQUOSケータイ: シャープが誇る液晶技術を搭載したAQUOSブランドの携帯電話。
TOUCH CRUISER: SH904iから引き継がれたタッチパッドで、快適な操作性を実現。
HSDPA対応: 高速データ通信HSDPAに対応し、ウェブ閲覧やコンテンツダウンロードがスムーズ。
外部メモリ: microSD（2GBまで）、microSDHC（4GBまで）に対応。ドコモ端末初のmicroSDHC対応。
カメラ: 約320万画素のCMOSカメラを搭載し、オートフォーカスや手ブレ補正機能も搭載。
ワンセグ: 地上デジタル放送ワンセグに対応し、外出先でもテレビ視聴が可能。録画機能や字幕放送にも対応。
マチキャラ: Dシリーズ以外で初めてマチキャラに対応。プリインストールされた「ドラゴンボール」「ドコモダケ」「Mono」のマチキャラが利用可能。
国際ローミング: 850MHz帯をサポートし、アメリカやカナダの一部地域での3Gローミングが可能。後にグアムやハワイ全域にも対応。

機能と特徴の詳細

タッチパッド「TOUCH CRUISER」: 画面下のタッチパッドを指でなぞることで、カーソル移動やスクロール操作が可能。片手での操作がスムーズに行えます。

カメラ機能: 約320万画素のメインカメラに加え、テレビ電話用の約11万画素サブカメラを搭載。オートフォーカスや手ブレ補正により、美しい写真撮影が可能。

ワンセグ機能: ワンセグ視聴だけでなく、録画機能、字幕表示、マルチウィンドウ表示に対応。外出先でも快適にテレビ番組を楽しめます。EPG（電子番組ガイド）にも対応し、録画予約も簡単に行えます。

プリインストールiアプリ: 多彩なiアプリがプリインストールされており、購入後すぐに様々な機能を利用できます。ゲームアプリ（デビルメイクライ for SH）、リモコンアプリ（ファミリンクリモコン for AQUOS）、翻訳アプリ（しゃべって翻訳 for SH）、地図アプリ、Gガイド番組表リモコン、楽オク出品アプリ2、FOMA通信環境確認アプリ、ケータイクレジットiD設定アプリ、DCMXクレジットアプリ、iアプリバンキングなど、多様なアプリを搭載。

オーディオ機能: FMトランスミッターを搭載し、ワイヤレスで音楽をカーオーディオなどで楽しむことが可能。

ディスプレイ: NewモバイルASV液晶と映像を鮮やかに再現する「SV (Super Vivid) エンジン」を搭載し、高画質で美しい映像体験を提供。

国際ローミング: 850MHz帯をサポートしているため、アメリカの一部地域で3Gローミングが利用可能。グアムやハワイ全域でも利用可能になった。

ソフトウェアの更新

発売後、2008年 2月20日にソフトウェアの更新が行われ、以下の不具合が修正されました。

一部の2GB microSDカードにデータの保存ができなかったり、フォーマットできない問題を修正。
ワンセグ視聴中にデータ放送コンテンツが更新されない問題を修正。

歴史

2007年 10月26日: 電気通信端末機器審査協会 (JATE) を通過。
2007年 10月31日: 技術基準適合証明 (TELEC) を通過。
2007年 11月1日: ドコモから開発発表。
2008年 1月8日: 連邦通信委員会 (FCC) を通過。
2008年 1月10日: 報道関係者向け内覧会で実機を公開。
2008年 1月24日: 発売開始。

類似機種との比較

ほぼ同時期に発表されたSoftBank 920SHは、スペックが類似しているものの、GSMエリアでの国際ローミングに対応している点で異なっています。また、同時期にはau向けのW61SHも発売され、各キャリアでAQUOSケータイが展開されました。