SO702i

FOMA SO702iは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現在のソニーモバイルコミュニケーションズ）が開発し、NTTドコモから発売された第三世代携帯電話（FOMA）端末です。この機種は、ソニー・エリクソンがNTTドコモ向けに展開した第二弾のFOMA端末として位置づけられています。

デザインと特徴

SO702iの最大の特徴は、デュアルスタイルを採用している点です。これにより、ユーザーは端末のパネルを交換することで、両面を自由にカスタマイズし、着せ替えを楽しむことができました。外観のデザインだけでなく、ユーザーの個性を表現できる点が魅力でした。

カメラ機能も充実しており、メインカメラには有効画素数約120万画素のCCDセンサーが搭載されていました。これにより、当時の携帯電話としては比較的高画質な写真撮影が可能でした。また、テレビ電話用のサブカメラとして、約10万画素のCMOSセンサーが搭載されていました。当時の携帯電話では一般的であったテレビ電話機能に対応していました。

外部メモリーについては、メモリースティックDuoに対応しており、最大128MBまでの容量のメモリースティックを使用することができました。これにより、撮影した写真や動画、その他のデータを保存することができました。

発売までの経緯

SO702iは、2006年3月1日に技術基準適合証明（TELEC）を通過し、同年4月7日には電気通信端末機器審査協会（JATE）の認証を取得しました。これらの認証を経て、2006年5月11日に、D902iS、F902iS、P902iS、N902iS、SH902iS、SO902iWP+、N902iX HIGH-SPEED、DOLCE SL、M2501 HIGH-SPEEDといった他のドコモ端末と共にプレスリリースで発表され、同年5月26日に発売開始となりました。

不具合に関する情報

発売当時、NTTドコモおよびソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズからは、SO702iに関する重大な不具合の報告は特にありませんでした。これにより、比較的安定した製品として市場に受け入れられていました。

総括

FOMA SO702iは、着せ替え可能なデュアルスタイル、130万画素のCCDカメラ、メモリースティックDuo対応など、当時の携帯電話としては先進的な機能とデザインを兼ね備えた端末でした。ソニー・エリクソンの技術力とデザインセンスが融合したモデルとして、多くのユーザーに利用されました。発売から時間が経過していますが、その特徴的なデザインと機能は、今でも記憶に残る携帯電話の一つです。

外部リンク

SO702i NTTドコモ Sony Ericsson
ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ SO702i

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