SUMMER SUN PRINCESS '24

SUMMER SUN PRINCESS '24：後楽園ホールに舞台を移した真夏の祭典

日本の女子プロレス団体、東京女子プロレスが主催するビッグマッチ『SUMMER SUN PRINCESS '24』が、後楽園ホールで開催されました。この大会は、例年会場として使用されてきた大田区総合体育館が改修工事で使用できない事情から、初の試みとして後楽園ホールを舞台に行われました。

3月31日に開催された『GRAND PRINCESS '24』の会場で発表されたこの大会は、全9試合というボリュームのある内容で、様々なドラマが生まれました。その中でも、いくつかの試合ではアクシデントによるカード変更を余儀なくされる状況となりました。

第4試合では、体調不良により欠場となった桐生真弥選手の代わりに、7月15日にガンバレ☆プロレス所属となったばかりの春日萌花選手が急遽参戦。フレッシュな顔ぶれが大会に新たな風を吹き込みました。また、第5試合では、7月25日に卒業記念興行を控えていた角田奈穂選手が上福ゆき選手と対戦する予定でしたが、角田選手が7月6日の自身のプロデュース興行で腰を負傷し欠場。代打として関口翔選手が上福選手との対戦に臨みました。

プリンセスタッグ選手権試合では、王者組の「でいじーもんきー」（鈴芽&遠藤有栖）が、挑戦者組の荒井優希&宮本もかという同年代の4人組と激突。未来を担う若き才能たちがタイトルを巡り、激しい攻防を繰り広げました。試合は、王者組のでいじーもんきーが挑戦者組を退け、見事タイトル防衛を果たしました。

そして、メインイベントを飾ったのは、タッグチーム「白昼夢」の2人、王者・渡辺未詩選手と挑戦者・辰巳リカ選手によるプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合でした。普段はタッグパートナーとして息の合った連携を見せる2人ですが、この日は互いのプライドをかけて激突。辰巳選手の容赦ない攻撃に渡辺選手は苦戦を強いられましたが、得意技を畳み掛け、最後はドラゴンスープレックスで勝利。激闘を制し、王座防衛に成功しました。

会場変更や選手の欠場など、様々なアクシデントに見舞われながらも、それを乗り越え、記憶に残る熱戦が繰り広げられた『SUMMER SUN PRINCESS '24』。東京女子プロレスの勢いを象徴する大会となりました。

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