Socket 479

Socket 479は、主にラップトップで使用されていたIntelのPentium MおよびCeleron Mプロセッサ用に設計されたCPUソケットです。Intelによる公式な名称はmFCPGAおよびmPGA479Mです。名称に「479」とありますが、このソケットを使用するPentium Mプロセッサは478ピンのみを使用しています。

仕様

Socket 479は、電気的なピン配置がSocket 478とは異なります。そのため、Pentium Mを通常のSocket 478マザーボードで使用することは基本的にできません。しかし、機械的にはPentium MをSocket 478に装着することが可能です。この特性を利用し、ASUSはSocket 479プロセッサを一部のASUS製マザーボードで使用できるようにするドロップインボード（CT-479）を開発しました。

Pentium Mに対応するチップセットは、Intel 855GM/GME/PM、Intel 915GM/GMS/PM、Intel 6300ESBなどに限定されています。Intel 855GMEチップセットは全てのPentium Mプロセッサをサポートしますが、Intel 855GMチップセットは90nm 2MB L2キャッシュを持つDothanコアのプロセッサをサポートしていません。

Socket M

後にIntelは、Coreプロセッサ向けにピン配置を修正したSocket Mという新しいSocket 479をリリースしました。Socket Mは、プロセッサを誤ったソケットに挿入することを防ぐため、Socket 479から1本のピン配置が変更されています。Socket Mは、Intel 945PM/945GMチップセットと組み合わせることで、667MT/sのフロントサイドバスをサポートします。

採用製品

Socket 479を採用した主なCPUは以下の通りです。

Intel
Pentium M
Banias世代
Dothan世代
Celeron M
VIA
VIA C7-M

関連項目

Pentium M
* Intel Celeron

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