Sugar (日本のコーラスグループ)

Sugar（シュガー）とは

Sugarは、1980年代に活躍した日本の3人組女性コーラスグループです。当初はバンドとして結成され、メンバー全員が楽器を演奏しながら歌っていました。しかし、活動後期には、その美しいコーラスワークに特化し、楽器を持たずに歌うスタイルへと変化しました。

代表曲

Sugarの代表曲は、なんといっても『ウエディング・ベル』です。この曲は、美しいコーラスと、自分を振って別の女性と結婚した元恋人に悪態をつくという、当時としては斬新な歌詞で、一躍注目を集めました。この曲は、1981年にリリースされ、オリコン週間ランキングで2位を記録、1982年度の年間ランキングでも13位にランクインしました。

メンバー

Sugarのメンバーは以下の3人です。

ミキ（笠松美樹）：ボーカル、キーボード、ピアノ担当。東京都大田区出身。グループの音楽的な中心人物で、多くの楽曲の作曲も担当しました。解散後は、子供向け番組や他のアーティストへの楽曲提供、ソロ活動など、幅広い分野で活躍しています。現在もYouTubeで自身の楽曲を公開しています。
クミ（長沢久美子）：ボーカル、ギター担当。神奈川県横浜市出身。グループ解散後は、ソロ活動を経て、現在はデザイナーとして活躍しています。また、犬の愛護を目的としたNPO法人シュガープロジェクトの代表も務めていました。2児の母でもあります。
モーリ（毛利公子→徳本公子）：ボーカル、ベース担当、リーダー。神奈川県横浜市出身。グループのリーダーとして、楽曲の作詞も担当しました。解散後はタレントとしてラジオ番組のリポーターなどを務めましたが、1990年に急逝しました。彼女の死は、多くのファンに衝撃を与えました。

来歴

クミとモーリは中学校時代からの友人であり、高校時代に「かりんとう」というバンドを結成。その後、ヤマハポピュラーソングコンテストに出場し、そこで知り合ったミキを誘い、1981年に「シュガー」としてデビューしました。グループ名の由来は、「自分達がしお（塩）らしくない」という意味から名付けられました。

1981年のデビュー曲『ウエディング・ベル』の大ヒットにより、人気グループの仲間入りを果たし、1982年にはNHK紅白歌合戦にも出場しました。しかし、1987年に解散しました。

ディスコグラフィー

Sugarは、フォーライフから数多くのシングル、アルバムをリリースしました。

シングル

ウエディング・ベル
ほか

オリジナル・アルバム

FACES
SUGAR
ほか

ベスト・アルバム

ゴールデン☆ベスト

みんなのうた

NHK『みんなのうた』では、2曲を歌っています。

カメレオン
こぶたのしっぽ

これらの楽曲は、長らくオリジナル版が市販されていませんでしたが、2016年に初めてCD化されました。

タイアップ

Sugarの楽曲は、様々なCMやテレビ番組のタイアップに使用されました。

書籍

Sugarは、書籍「バナナ&桃（ピーチ）白書」を出版しました。

主な出演

テレビドラマ

ザ・サスペンス「刑事ガモさんシリーズ 1 女子大生危険な帰り道」
ドラマスペシャル「赤川次郎のおやすみ、テディ・ベア」

テレビバラエティ

日立テレビシティ「ニャロメのおもしろ数学教室」
サムシングNOW
シュガー・泰葉の歌謡最前線
オレたちひょうきん族
爆報! THE フライデー

ラジオ

NISSANミッドナイトステーション シュガー 気まぐれ夜間飛行
シュガーのバイキン少女とSISTER BOY
シュガーのFREE&FREE魔法の時間
突撃!歌謡大行進
ポップオンシュガー
FMミュージックマガジン・シュガーとコウタローのおたんこサルサ
古舘伊知郎の独占!オールニッポンヒット歌謡
フルフルサタデー 古舘伊知郎のどきどきモンスター
古舘伊知郎 パワフルタッチのまるごと遊ビジョン

NHK紅白歌合戦出場歴

1982年 第33回NHK紅白歌合戦

CM

三菱鉛筆 ペイントマーカー
藤沢薬品工業 ピコレット
* コカ・コーラ

Sugarの音楽活動

Sugarは、その美しいコーラスワークと、親しみやすいメロディーで、多くのファンを魅了しました。また、メンバーそれぞれの個性が、グループの魅力を引き立てていました。残念ながら、グループは解散してしまいましたが、その音楽は今も多くの人に愛されています。

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