URBANO V01

URBANO V01（アルバーノ ブイゼロイチ）は、日本の大手電機メーカー京セラによって開発され、KDDI（au）ブランドで販売されたスマートフォンです。この機種は、auの第3.9世代移動通信システムであるau 4G LTEおよびau VoLTE、さらに第4世代移動通信システムであるau 4G LTE CAとWiMAX2+に対応しています。

製造型番はKYV31で、URBANO L03（KYY23）のマイナーチェンジモデルという位置づけです。このモデルの大きな特徴として、高音質な通話を実現するVoLTEに対応した点が挙げられます。また、2015年度から順次開始された700MHz帯のサービスにも対応しており、より広いエリアでの快適な通信が可能になりました。しかしながら、この機種は従来の3G（CDMA2000 1x）回線での音声通話やデータ通信には対応していません。

VoLTEの利用に伴い、既存のauユーザーはSIMカードの交換が必要となります。具体的には、従来の「au nano IC Card (4G LTE)」から「au Nano IC Card 04(VoLTE)」への交換が必要です。また、ベースモデルのURBANO L03にあったおくだけ充電（Qi）機能は、このV01には搭載されていません。さらに、2014年冬モデルのauスマートフォンの中では、唯一ハイレゾ音源ファイルの再生機能が搭載されていません。

この機種は、SIMロック解除義務化が開始される前に発売されたため、SIMロック解除はできません。そのため、mineoやUQ mobileといった他の通信事業者では、SIMロック解除が必須となるため、利用することができません。

プリインストールされているアプリには、Friends Note、au one ショッピングモール、au one ナビウォーク、au one 助手席ナビ、じぶん銀行、すぐ文字プラスなどが含まれています。PC向けWebブラウザが標準装備されている一方、従来の携帯電話向けサイト（EZWeb）は閲覧できません。

セキュリティ面では、安心セキュリティパックにフル対応しています。

沿革としては、2014年10月27日にKDDIと京セラから公式発表され、同年12月12日に全国で一斉に発売されました。その後、同年12月17日と2015年1月29日に製品アップデートが実施され、特に1月29日のアップデートではシンクコール機能が追加されました。

関連情報として、京セラは本機種の製造メーカーであり、URBANOシリーズの一つとして位置づけられています。先代機種にはURBANO L03（KYY23）があり、他にもBASIO KYV32、DIGNO、DIGNO M KYL22といった機種が関連機種として挙げられます。

詳細な情報は、auの公式ウェブサイトや京セラの製品ページで確認できます。これらのサイトは、過去のアーカイブとしても保存されており、製品情報を確認する上で有用です。

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