WWEブラッギング・ライツ

WWEブラッギング・ライツ：Raw vs. SmackDownの激突

ブラッギング・ライツ (Bragging Rights) は、アメリカのプロレス団体WWEが開催したプロレス興行イベントであり、ペイ・パー・ビュー (PPV) として放映されました。2009年、サイバー・サンデーに代わる新たなPPVとして誕生しました。RawブランドとSmackDownブランドの対抗戦が大きな特徴で、各ブランドの代表選手たちが激しい戦いを繰り広げ、その年のブランドの優位性を決める舞台となりました。

2009年大会：THQとのコラボレーション

2009年10月25日、ペンシルバニア州ピッツバーグのメロン・アリーナで開催された第1回大会。スポンサーはTHQのゲーム「SmackDown vs. Raw 2010」で、メインイベントはRawとSmackDownのブランド対抗タッグチーム戦という、ブランドの威信をかけた戦いとなりました。13,562人の観客が熱狂的な応援で会場を沸かせました。大会テーマ曲はMaylene and the Sons of Disasterの「Step Up (I'm On It)」でした。

主な試合カードは以下の通りです。

ダークマッチ/ECW王座戦: クリスチャン (c) vs. ポール・バーチル
インタープロモーショナルマッチ: ザ・ミズ vs. ジョン・モリソン
RAW vs. SmackDown ディーヴァ・タッグチームマッチ: ミシェル・マクール&ベス・フェニックス&ナタリヤ vs. メリーナ&ケリー・ケリー&ゲイル・キム
フェイタル4ウェイ形式世界ヘビー級王座戦: ジ・アンダーテイカー (c) vs. CMパンク vs. レイ・ミステリオ vs. バティスタ
RAW vs. SmackDown 7-on-7 タッグチームマッチ: チーム・SmackDown! vs. チーム・RAW (この試合がメインイベント)
エニシング・ゴーズ・アイアンマンマッチ形式WWE王座戦: ランディ・オートン (c) vs. ジョン・シナ

2010年大会：新たな展開

2010年10月24日、ミネソタ州ミネアポリスのターゲット・センターで開催された第2回大会。観客動員数は9,000人でした。大会テーマ曲はPolitics and Assassinsの「It's Your Last Shot」でした。この大会では、前年を上回る熱戦が繰り広げられました。注目は、ケインとアンダーテイカーの世界ヘビー級王座戦、ベリード・アライブマッチ形式で行われたこの試合は、ネクサスの乱入によって衝撃的な結末を迎えています。

主な試合カードは以下の通りです。

ダークマッチ: MVP vs. チャボ・ゲレロ
インタープロモーショナルマッチ: ダニエル・ブライアン vs. ドルフ・ジグラー
WWEタッグ王座戦: ドリュー・マッキンタイア&コーディ・ローデス (c) vs. ネクサス (ジョン・シナ&デビッド・オタンガ)
シングルマッチ: テッド・デビアス vs. ゴールダスト
ディーヴァズ王座戦: レイラ (c) vs. ナタリヤ
ベリード・アライブマッチ形式世界ヘビー級王座戦: ケイン (c) vs. ジ・アンダーテイカー
RAW vs. SmackDown 7-on-7エリミネーション・タッグチームマッチ: チーム・SmackDown! vs. チーム・RAW
WWE王座戦: ランディ・オートン (c) vs. ウェイド・バレット

2大会を通して、RawとSmackDownの熾烈なブランド対抗戦はプロレスファンの注目を集め、ブラッギング・ライツはWWEにおける重要なPPVイベントとして記憶されています。それぞれの大会で、異なる試合形式やサプライズ要素が盛り込まれ、観客を魅了しました。ブランドのプライドをかけた戦いは、まさにプロレスの醍醐味と言えるでしょう。

もう一度検索