Xperia acro HD

Xperia acro HDについて

Xperia acro HD（エクスペリア アクロ エイチディー）は、ソニーモバイルコミュニケーションズによって設計されたスマートフォンであり、特に日本市場をターゲットにしています。このデバイスは、グローバルモデルのSony Xperia acro Sを基にしており、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信などの日本独自の機能が盛り込まれています。

製品情報

Xperia acro HDは、NTTドコモとau（KDDI・沖縄セルラー電話連合）からそれぞれ販売されており、通信キャリアによって仕様が若干異なります。ドコモ版はSO-03D、au版はIS12S（CDMA SOI12）として知られています。いずれのモデルもバッテリーは取り外しができない構造となっています。

このモデルの特徴は、Androidを搭載していることにあります。多彩なアプリケーションが利用可能で、ユーザーはさまざまな機能を楽しむことができます。また、ワンセグ機能を搭載しているため、テレビ放送を手軽に視聴できる点も大きな魅力です。さらに、赤外線通信もサポートしており、他のデバイスとのデータ交換が簡単に行えます。

近年の動向

Xperia acro HDの開発が進められる中で、2012年3月8日にはソニーがエリクソンの保有分を取得し、同社を完全子会社化しました。この結果、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズはソニーモバイルコミュニケーションズとして新たに再編されました。このことはXperia acro HDにとっても重要であり、SO-03DとIS12Sは特にソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ名義で開発された最後の製品であり、ソニーモバイル名義で発売された最初のスマートフォンとなりました。

グローバルモデルとの違い

Xperia acro HDもグローバルモデルであるXperia acro Sが存在しますが、いくつかの違いがあります。例えば、Xperia acro SにはNFC（近距離無線通信）機能がありますが、Xperia acro HDではおサイフケータイ機能が搭載されています。また、Xperia acro HDは日本特有の機能として、ワンセグや赤外線通信を取り入れており、これらの機能は海外のモデルには見られない特徴となっています。

関連製品

Xperia acro HDは、その名の通り、Xperiaシリーズの中でも重要な位置を占めています。関連製品としてはXperia NXやXperia ion、そして先代モデルのXperia acroが挙げられます。また、ドコモやauが展開する他のモデル、例えばSO-02C（ドコモ）やIS11S（au）なども関連性の高い製品と言えるでしょう。

まとめ

Xperia acro HDは、日本市場向けに特化したスマートフォンであり、独自の機能を多数搭載しています。これにより、国内のユーザーに対して大きな魅力を持つ製品となりました。ソニー・エリクソンからソニーモバイルへの移行も、このモデルの重要な背景となっており、その転換期に発売された最後のモデルとしての地位も持っています。

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