YOKOHAMA KITANAKA KNOT

YOKOHAMA KITANAKA KNOT（横浜北仲ノット）は、神奈川県横浜市中区北仲通に位置する複合施設です。この施設は、北仲通北地区のA-4地区に該当し、地上58階、地下1階、高さ199.95mの超高層複合ビルを中心に構成されています。

この複合ビルの大部分、具体的には5階から45階と52階から58階は、都市型集合住宅「ザ・タワー横浜北仲」が占めています。このタワーマンションは、2020年2月に竣工し、総戸数は1,176戸を誇ります。分譲は三井不動産レジデンシャル株式会社と丸紅株式会社が共同で行い、施工は鹿島建設株式会社とパナソニックES建設エンジニアリング株式会社が担当しました。2017年11月25日に販売が開始され、2020年3月に入居が始まりました。

さらに、複合施設の中層部、具体的には46階から51階には、長期・短期滞在型宿泊施設「オークウッドスイーツ横浜」があります。全175室を備え、2020年10月31日に開業しました。46階には一般開放された無料展望台も設けられており、横浜の景色を楽しむことができます。

低層部には、商業・文化施設「KITANAKA BRICK&WHITE（北仲ブリック&ホワイト）」が併設されています。この施設は、2020年6月25日にグランドオープンしました。施設名は、この地にあった歴史的建造物の通称に由来しており、旧帝蚕倉庫事務所（横浜市指定有形文化財）や、外壁などが復元された旧帝蚕倉庫B号およびC号（横浜市認定歴史的建造物）を活用した文化施設「KITANAKA BRICK」と、旧帝蚕ビルディングの白いファサードやシルクの織り目のモチーフを採り入れた商業施設「KITANAKA WHITE」から構成されています。

「KITANAKA BRICK」エリアには、神奈川県初出店の「Billboard Live YOKOHAMA」、日本初出店のダンスハウス「Dance Base Yokohama (DaBY)」、インターナショナルスクール「ジンボリー インターナショナルスクール プリスクール＆アフタースクール」、シェアオフィス「ニサンカイ」などが出店しています。また、BankART1929の文化芸術拠点「BankART KAIKO」も開設されています。「KITANAKA WHITE」エリアには、スーパーマーケット「リンコス」、コンビニエンスストア「ローソン」、不動産仲介「三井のリハウス」、カフェ「スターバックス」など、日常生活に便利な店舗が並んでいます。

交通アクセスも良好で、「KITANAKA BRICK&WHITE」の栄本町線側には、みなとみらい線の馬車道駅2a出入口があります。さらに、将来的には地区内を回遊する歩行者デッキが整備され、周辺地区との接続も強化される予定です。横浜市役所と接続する「北仲クロスデッキ」や、桜木町駅方面からの「さくらみらい橋」により、デッキレベルでのアクセスも向上すると見込まれています。

この複合施設は、歴史的な要素と現代的なデザインが融合した、横浜の新たなランドマークとして、地域住民や観光客から注目を集めています。

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