Yaffle

Yaffle (ヤッフル)

Yaffleは、日本の音楽プロデューサー、作曲家、編曲家である小島裕規（こじま ゆうき、1991年3月3日生まれ）のソロプロジェクトです。小島は、小袋成彬と共にTokyo Recordings（現TOKA）を設立したメンバーの一人としても知られています。

多彩な才能と幅広い活動

Yaffleは、小袋成彬、藤井風、iri、SIRUP、高岩遼（SANABAGUN.）、Capeson、柴咲コウ、adieu（上白石萌歌）など、数多くのアーティストのアレンジや楽曲提供を手掛けています。その音楽性はジャンルを問わず、ポップス、ロック、R&B、エレクトロニカ、クラシックなど、多様な要素を巧みに融合させています。

また、CMや映画音楽の制作にも携わっており、映画『響 -HIBIKI-』や『ナラタージュ』などの音楽を担当しています。その活動は多岐にわたり、日本の音楽シーンにおいて重要な役割を果たしています。

生い立ちと音楽的ルーツ

6歳の頃からピアノを始めた小島は、青山学院高等部時代には吹奏楽部と軽音楽部を掛け持ちし、ファゴットやキーボードの演奏、オーケストラの指示、バンドの録音など、幅広い音楽活動を経験しました。国立[[音楽大学]]では、川島素晴に師事し、前衛音楽の作曲を学びました。

音楽的な影響としては、玉置浩二、SPEEDといったJ-POPから始まり、コールドプレイに衝撃を受け、そこからレディオヘッド、アークティック・モンキーズ、ザ・ストロークス、シガー・ロス、くるり、東京事変、エドワード・エルガー、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ、ガブリエル・フォーレ、モーリス・ラヴェル、マックス・リヒター、チャールス・ミンガス、ジョー・ザヴィヌル、ジャック・ユー（スクリレックスとディプロのユニット）など、ジャンルを超えた幅広いアーティストや作曲家から影響を受けています。

キャリア

2010年末から作曲家・編曲家としての活動をスタートさせ、自身で配信レーベル「Aoyama Basement」も立ち上げました。この頃、酒本信太（Tokyo Recordings）との出会いをきっかけに小袋成彬と知り合い、2014年にはTokyo Recordingsを設立しました。

2018年1月には、ソロプロジェクト「Yaffle」を始動。2020年9月には1stアルバム『Lost, Never Gone』をリリースし、2023年2月には2ndアルバム『After the chaos』を発表しました。また、2021年には映画『キャラクター』の音楽を担当するなど、その活躍は目覚ましいです。

主なプロデュース楽曲

藤井風：全曲（Workin' Hard、花、Feelin’ Go(o)dを除く）
小袋成彬：「Lonely One feat.宇多田ヒカル」
iri：「Clear color」「東へ西へ」「Slowly Drive」「Only One」「Rhythm」「Corner」「渦」「摩天楼」
米津玄師：「毎日」「Azalea」
高岩遼：「ROMANTIC」「Black Eyes」
SIRUP：「Synapse」「Thinkin about us」
Dean Fujioka：「Made In JPN」
Awesome City Club：「Cold & Dry」
SHE'S：「Clock」
Crystal Kay：「3月9日」
adieu：「強がり」「花は揺れる」「ナラタージュ」「やさしい気持ち」「春の羅針」（編曲）「愛って」「天使」「灯台より」
Rihwa：「一秒」
柴咲コウ：「そして僕は途方に暮れる」「黄昏のビギン」
SEKAI NO OWARI：「陽炎」
ACAね（ずっと真夜中でいいのに。） × Rin音：「Character」
ELAIZA：「AYAYAY」
尾崎裕哉：「Lighter」
eill：「Plastic Love」
Salyu：「Taxi」「Tokyo Tape」
Dean Fujioka：「Follow Me」
AKINA：「Gravity」
Uru：「Break」
ao：「チェンジ」
清澄 by Takumi Kawanishi（JO1）：「surge」

ディスコグラフィ

シングル/EP
アルバム

1stアルバム『Lost, Never Gone』(2020)
2ndアルバム『After the chaos』(2023)

主なライブ

2019年01月31日 - JUNGLE 来日公演（小袋成彬とともにゲスト出演）
2022年05月03日・4日 - J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S Yaffle EDITION
* 2022年07月29日 - FUJI ROCK FESTIVAL'22


Yaffleは、その幅広い音楽性と才能で、日本の音楽シーンを牽引する存在として、今後ますます注目されていくことでしょう。

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