あしかがフラワーパーク駅

あしかがフラワーパーク駅について

あしかがフラワーパーク駅は、栃木県足利市迫間町に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）両毛線の駅です。この駅は、あしかがフラワーパークへのアクセス利便性を高めるために建設されました。駅は、あしかがフラワーパークと栗田美術館の間に位置しています。

建設の経緯

2016年、足利市とJR東日本高崎支社は、あしかがフラワーパークへのアクセス向上のため、新駅設置に合意しました。2017年には基本協定と事業施行協定が締結され、同年8月に着工されました。この駅は、かつて存在した東足利駅の場所とは異なります。

2018年4月1日の開業は、栃木県デスティネーションキャンペーンに合わせて行われ、これにより、あしかがフラワーパークへの鉄道アクセスが大幅に改善されました。以前は富田駅から徒歩約13分だったアクセスが、西ゲート開放時には最短1分に短縮されました。

駅名は、足利市が実施した市民公募で最多得票を得た「あしかがフラワーパーク駅」に決定しました。総事業費は約15億円で、駅本体の整備費約8.2億円は市、JR、県が分担。駅前広場の整備費は市が単独で負担しました。

足利市は、新駅の設置により、あしかがフラワーパークへの鉄道利用率を9％から20％程度に引き上げることを目指しています。また、パーク＆トレインライドを推進し、来場者が市中心部での買い物や観光を楽しむことを期待しています。

両毛線への新駅設置は、1999年の前橋大島駅以来19年ぶりで、JR東日本高崎支社管内では2004年の高崎問屋町駅以来14年ぶり、栃木県内では1983年の自治医大駅以来35年ぶりとなります。

歴史

2018年4月1日：開業。
2020年3月14日：富田駅と同額の運賃適用を廃止し、当駅発着の運賃が適用開始。

駅構造

駅は単式ホーム1面1線で、ホーム長は130メートルです。駅舎は線路の南側（フラワーパーク側）に設置されています。両毛線の単線区間では、当駅と大平下駅のみが交換設備を持たない駅です。駅舎にはガラスブロックが使用され、夜間はLED照明でライトアップされます。簡易Suica改札機と自動券売機が設置されています。管理は足利駅が行う無人駅ですが、繁忙期には有人対応が行われます。

発車メロディ

開業時より、発車メロディとして古澤巌氏の「Fine Day!」が使用されています。この曲は、かつてテレビ朝日の情報番組で使用されたテーマ曲で、上り線用と下り線用で別々に収録されています。

運賃計算の特例

開業から2020年3月13日まで、当駅は隣駅の富田駅と同額の運賃が適用されていたため、当駅と富田駅の間のみの利用ではICカード乗車券は使用できず、きっぷを購入する必要がありました。しかし、2020年3月14日以降は、当駅発着の運賃が適用されたため、ICカード乗車券が使用可能になりました。

駅周辺

あしかがフラワーパーク
栗田美術館
富田郵便局
栃木県道67号桐生岩舟線
迫間自然観察公園
熊野神社
曹洞宗東善院

付記

当駅の駅名は11文字で、JRグループで最も長い駅名の一つです。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）
■両毛線
富田駅 - あしかがフラワーパーク駅 - （東足利駅） - 足利駅
（）内は廃止駅

脚注

注釈
出典
関連項目
日本の[[鉄道駅一覧]]
鉄道に関する日本一の一覧
当駅と同じく、隣駅の運賃が適用されていた常設駅
小田栄駅（2020年3月14日に適用廃止）
東武ワールドスクウェア駅（2019年3月16日に適用廃止）
みなみ寄居駅（2021年3月13日に適用廃止）
八木西口駅 - 近鉄橿原線の駅。当駅と同じく隣駅（大和八木駅）の運賃が適用されているが、時限措置ではなく恒久的に大和八木駅発着として運賃計算を行う。
仮乗降場
外部リンク
駅の情報（あしかがフラワーパーク駅）：JR東日本
* 推薦 あしかがフラワーパーク駅新築（鉄道建築協会賞、作品部門、2018年度受賞）

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