シライサン

映画『シライサン』

『シライサン』は、2020年1月10日に松竹によって全国公開された日本のホラー[[映画]]です。小説家としても知られる安達寛高（乙一）が監督・脚本を務め、長編映画監督デビュー作となりました。主演は飯豊まりえが務めています。

あらすじ

物語は、眼球が破裂した遺体が連続して発見されるという異様な事件から始まります。被害者たちは皆、死の直前に何かに怯えていたという共通点がありました。親友を目の前で失った女子大生の瑞紀（演：飯豊まりえ）は、同じく弟を亡くした大学生の春男（演：稲葉友）と共に、大切な人を失った原因を突き止めるため、調査を開始します。

調査の過程で、二人は連続事件の鍵を握ると思われる詠子（演：仁村紗和）という女性に辿り着きます。しかし、訪問した直後に詠子は首吊り自殺を図り、救出されたものの意識朦朧としたまま「シライサン…」という言葉を呟きます。その後、事件に興味を持った記者の間宮（演：忍成修吾）も加わり、3人は「シライサン」という存在がもたらす呪いの核心へと迫っていきます。しかし、それは呪いの渦に巻き込まれる前兆に過ぎませんでした。

キャスト

瑞紀：飯豊まりえ
鈴木春男：稲葉友
間宮幸太：忍成修吾
間宮冬美：谷村美月
加藤香奈：江野沢愛美
渡辺秀明：染谷将太
富田詠子：仁村紗和

スタッフ

監督・脚本：安達寛高（乙一）
主題歌：Cö shu Nie 「inertia」
製作：大角正
エグゼクティブプロデューサー：高橋敏弘、森口和則
ゼネラルプロデューサー：小松貴子
企画・プロデュース：武内健
プロデューサー：藤井宏美、石井稔久
ラインプロデューサー：鶴岡智之
音楽：中川孝
監督補：小原直樹
撮影監督：金子雅和
美術：丸尾知行
特殊メイクスーパーバイザー：江川悦子
視覚特殊効果：泉谷修
照明：吉川慎太郎
録音：西條博介
特殊メイク：佐々木誠人
衣装：乙坂知子
ヘアメイク：武井あすか
キャスティング：橋口一成
編集：小林由加子
制作担当：山内君洋
制作プロダクション：トラヴィス
配給：松竹メディア事業部
製作：松竹

小説

映画の原作は、監督である乙一自身が執筆した小説『小説 シライサン』です。これは、乙一にとって4年ぶりの作品となりました。

乙一『小説 シライサン』KADOKAWA〈角川文庫〉、2019年11月21日発売、ISBN 978-4-04-108760-2

漫画

映画を題材としたコミカライズ作品『シライサン 〜オカルト女子高生の青い春〜』も、2019年11月28日に発売されました。漫画は崇山祟が担当しました。乙一は崇山に対して「好き放題暴れてください」と伝え、崇山は「学校で地味な、読書と空想が好きな女の子の青春ものを描きたかった」とコメントしています。そのため、漫画版は「ホラー漫画でありながら、目立たない生徒たちの青春物語」という、映画本編とは異なるストーリーが展開されています。この漫画はSNS上で大きな反響を呼びました。

乙一（原案）・崇山祟（漫画）『シライサン 〜オカルト女子高生の青い春〜』扶桑社、2019年11月28日発売、ISBN 978-4-594-08340-3

外部リンク

映画『シライサン』オフィシャルサイト
シライサン - allcinema
シライサン - KINENOTE
映画『シライサン』 (@shiraisan_movie) - X（旧Twitter）

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