七重浜駅

七重浜駅について

基本情報

七重浜駅（ななえはまえき）は、北海道北斗市七重浜2丁目に位置する道南いさりび鉄道線の駅です。日本国有鉄道（国鉄）時代を含む長い歴史を持つこの駅は、地元住民にとって重要な交通の拠点となっています。駅の略号はナハ、駅番号はsh11です。また、国鉄時代の事務管理コードは▲141401に当たります。

歴史

七重浜駅の歴史は1926年6月21日に遡ります。この日、国有鉄道上磯線の旅客駅として開業しました。1933年には貨物荷物の取り扱いを開始し、一般駅へと変貌を遂げます。その後、1936年には上磯線が江差線に改称されました。

1949年からは国有鉄道法の施行に伴い、国鉄に移管されることになります。この時期、1954年の洞爺丸事故では、国鉄救難本部に対して遭難者の漂着を報告するという重要な役割も果たしました。

1956年、北日本石油函館製油所の操業開始に伴って専用線の使用が始まり、これにより一般駅としての機能が更に活性化されます。1979年には木造の駅舎が鉄筋平屋建てに改築され、1986年には橋上駅舎が新設されるなど、大きな変革が続きました。

1987年には国鉄の分割民営化が行われ、七重浜駅はJR北海道に引き継がれました。その後、海峡線の開業に合わせて江差線が電化され、駅構内も整備されています。

1998年には業務委託駅へと移行し、2016年には江差線が道南いさりび鉄道に移管され、無人駅となりました。これに伴い、駅舎も解体され、その跡地には七重浜郵便局が移転しました。

駅構造

現在の七重浜駅は、島式ホーム1面2線を持つ地上駅です。基本的には1番のりばからの発着が主流ですが、待避などの必要に応じて2番のりばも使用されることがあります。元々、駅は2面2線の相対式ホームでしたが、津軽[[海峡線]]の開業によって現在の形に変更されました。

駅舎は橋上に位置し、ホームとのアクセスは跨線橋を通じて行われます。なお、駅舎の旧部分は一時的にアークや地元スーパーの店舗としても利用されていましたが、現在は閉鎖されているトイレの問題があります。

駅周辺

駅の周辺は多くの施設が立ち並び、地域の生活に欠かせない場所となっています。具体的には、北斗市役所七重浜支所や七重浜郵便局、地元の信用金庫などがあり、交通の利便性を高めています。また、駅近くの海岸は洞爺丸事故の犠牲者が漂着した現場であり、慰霊碑も設置されています。

さらに、周囲には地元のスーパーマーケットや商業施設が進出しており、交通面だけでなく地域の経済にも貢献しています。バスの停留所も近くにあり、他の交通手段ともつながりやすくなっています。

結論

七重浜駅は、北海道における交通の要所としての役割を果たし続け、多くの歴史的な出来事にも関与してきました。今後も地域の発展に寄与する重要なスポットであり続けることでしょう。

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