上州福島駅

上州福島駅（じょうしゅうふくしまえき）

上州福島駅は、群馬県甘楽郡甘楽町福島に位置する上信電鉄上信線の駅です。どこか懐かしい雰囲気を残すこの駅は、委託駅として運営されています。

駅の様子

駅員が配置されている時間帯もありますが、時間帯によっては無人となることもあります。自動券売機はなく、昔ながらの硬券が販売されています。手荷物預かりサービスも実施しており、駅員に依頼することで利用できます。

ホームは島式1面2線で、木造の駅舎がレトロな雰囲気を醸し出しています。駅構内には水洗トイレが設置されています。また、使われなくなった側線と、その終端部には2両の貨車が静かに佇んでいます。

駅の近くには、1924年（大正13年）に建設された上信電鉄福島変電所が稼働しており、今も現役で活躍しています。

歴史

上州福島駅は、明治時代に福島駅として開業しました。その後、社名変更や駅名改称を経て現在の上州福島駅となりました。

1897年（明治30年）5月10日：福島駅として開業
1921年（大正10年）8月25日：上信電気鉄道の駅となる
1921年（大正10年）12月17日：上州福島駅に改称
1964年（昭和39年）5月27日：上信電鉄の駅となる

駅周辺

駅周辺は、かつて小幡藩の城下町として栄えた場所であり、歴史的な趣が残っています。

小幡藩城下町：織田信雄の四男・織田信良が立藩した城下町
甘楽町役場
福島郵便局
甘楽町コミュニティ施設「ら・ら・かんら」
笹森稲荷神社
群馬県道205号福島停車場線
群馬県道197号下高尾小幡線
国道254号

利用状況

1日の平均乗降人員は以下の通りです。

（具体的な乗降人員データは省略）

その他

2005年2月20日、トラベルライターの横見浩彦氏が、当時日本国内に存在する全ての旅客駅での下車を達成した際に、最後に下車した駅がこの上州福島駅でした。その様子は、漫画「鉄子の旅」にも描かれています。駅には、横見氏のサインが飾られています。

隣の駅

上信電鉄上信線

上州新屋駅
上州福島駅
* 東富岡駅

上州福島駅は、鉄道ファンのみならず、歴史や文化に興味のある方にもおすすめの駅です。ぜひ一度、訪れてみてください。

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