横見浩彦

横見浩彦

横見浩彦（よこみ ひろひこ）は、1961年11月14日生まれの日本のトラベルライターです。彼は、日本全国の鉄道駅を巡る旅をライフワークとし、2005年にはJRと私鉄の全駅訪問を達成したことで広く知られています。彼の鉄道に対する深い知識と情熱は、多くの鉄道ファンに影響を与えています。

略歴

1961年11月14日、神奈川県に生まれる。
日本大学法学部を卒業。
1987年1月2日、可部線三段峡駅にて、当時の国鉄全線完乗を達成。
1995年10月29日、因美線美作河井駅で、JR全4636駅（当時）訪問を達成。
2001年、『週刊ビッグコミックスピリッツ増刊IKKI』にて、漫画『鉄子の旅』の連載が開始され、旅の案内人として参加。
2005年2月20日、上信電鉄上州福島駅にて、JR・私鉄全9843駅（当時）の訪問を達成。
2007年9月25日、『横見浩彦ラジオ鉄道』が放送開始。
2009年8月22日、近江鉄道本線ひこね芹川駅にて、通算1万駅訪問を達成。
『月刊IKKI』にて漫画『新・鉄子の旅』連載開始。
2016年、『月刊サンデージェネックス』にて『鉄子の旅3代目』連載開始。

人物

横見浩彦は、高校時代から鉄道旅行に興味を持ち始め、30歳の頃には全駅下車を意識するようになったと言います。当初から定職には就かず、アルバイトで資金を稼ぎながら鉄道旅を続けました。駅での寝泊まりや質素な食事など、節約しながら旅を続けるスタイルを確立しました。

1997年には、南部縦貫鉄道線の廃止を前に野辺地駅で待機していた際、父親の危篤の知らせを受けました。最終電車で駆けつけたものの、父親の死に目に間に合わず、大きな後悔を抱いたそうです。しかし、その後も鉄道趣味を最優先する生活を変えることはありませんでした。

JR・私鉄全駅下車を達成した際には、自らマスコミにプレスリリースを送り、多くの取材を受けました。彼は自らを「鉄ヲタ」と認め、その熱狂ぶりは『鉄子の旅』の作者である菊池直恵や、取材に同行した人々を驚かせることもあったようです。

横見浩彦は、経済観念にも優れており、運賃や料金に対するこだわりが強いことでも知られています。川島令三との対談では、特急料金が不要な列車や、青春18きっぷで乗車できる新快速などを評価する一方で、料金の高い列車には批判的なコメントを残しています。

『新・鉄子の旅』では、旅の節約術を披露し、同行していた村井美樹を呆れさせる場面もありました。彼にとって大井川鐵道井川線は特別な場所であり、最も好きな場所であると公言しています。

旅チャンネルで放送中の『出発進行!全国ローカル線巡礼』の監修も担当しており、国内旅行業務取扱主任者の資格も所有しています。漫画はあまり読まないものの、高橋留美子の『めぞん一刻』は全巻所持しているそうです。

著書

乗った 降りた JR四六〇〇駅（新人物往来社、1998年）
鉄道の達人（竹書房、2008年）
JR全線全駅下車の旅（ベストセラーズ、2009年）
鉄道の達人2 降りたい駅 乗ってみたい路線（竹書房、2010年）
鉄道の達人3 旅に出たくなる車両、知って得する切符 （竹書房、2010年）

登場作品

『鉄子の旅』（小学館） - 旅の案内人として
『新・鉄子の旅』（小学館）
『ゆりてつ 私立百合ヶ咲女子高鉄道部』

出演番組

乗り鉄おすすめ!鉄道トラベラーズ（MONDO21）
乗り鉄トラベラーズ2ndシーズン（MONDO21）
横見浩彦ラジオ鉄道（バーディ企画）
土曜スペシャル（テレビ東京）

横見浩彦は、その独自の視点と深い知識で、鉄道の魅力を伝え続けるトラベルライターです。

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