上福岡駅

上福岡駅について

上福岡駅（かみふくおかえき）は、埼玉県ふじみ野市に所在し、東武鉄道東上本線の一部として運行されている駅です。駅番号はTJ 19です。

駅の歴史

上福岡駅は1914年5月1日に東上鉄道の池袋 - 田面沢間の開業と共に誕生しました。最初の開通式は皇太后の崩御により遅れたものの、その後多くの重要な発展を迎えました。1920年に東上鉄道が東武鉄道に吸収され、東武東上線として運行が改められました。電化が開始されたのは1929年で、池袋から川越市へと続く路線が整備されました。

その後、1953年には新河岸間の複線化、1954年には鶴瀬間の複線化が実施され、輸送力の大幅な向上が図られました。1959年には初の橋上駅舎が完成し、これが上福岡駅の象徴的な発展の一つとなりました。冷戦時代の1960年には貨物の取扱停止が行われ、1987年には東京メトロ有楽町線との相互直通運転が開始されました。1990年代に入ると、ふじみ野駅の開業などが影響し、乗降客数に変動が生じることになります。

駅の構造

上福岡駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅であり、東武鉄道における初の橋上駅舎となります。駅の北側と南側にはそれぞれエレベーターが設置され、バリアフリー環境が整えられています。駅のローカル規模を補完するために引き上げ線も設けられており、ダイヤの乱れなどの際にはこの引き上げ線を利用することができます。

駅名の由来

駅名は開業当初の地域名である福岡村に由来しており、後に上[[福岡市]]となったことでこの名が定着しました。市制施行によってふじみ野市に改称された後も、その名称は引き続き使われています。

駅周辺の状況

現在、上福岡駅周辺は市の中心として活用されており、駅東口には広場や商業施設が点在しているほか、市役所も近くに位置しています。特に、イオンタウンふじみ野やさまざまな公共施設が近隣にあり、利便性が高いエリアに発展しています。

西口も交通網が整備されており、道路の踏切を越えた先にはバスの乗り場も設けられるなど、交通便利な環境が整っています。特に、いくつかの路線バスが運行されていて、ふじみ野市内循環や川越市内のコミュニティバスなども利用者に利用されています。

利用状況

2022年度のデータによると、上福岡駅の1日平均乗降人員は50,324人にのぼります。1991年度には一時的に9万人を超える乗降がありましたが、周辺環境の変化や競合の影響でその後は減少傾向が見られます。

まとめ

上福岡駅は長い歴史を持つ駅で、地域の交通の要所として多くの人々に利用されています。周辺には商業施設や公共の施設が充実しており、今後も地域の発展と共にその役割を果たしていくことでしょう。

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