備後本庄駅

備後本庄駅について

備後本庄駅（びんごほんじょうえき）は、広島県福山市本庄町中三丁目に位置し、JR西日本の福塩線に属する鉄道駅です。この駅は、地域の交通の要所として利用されており、多くの人々にとって重要な存在となっています。

歴史

備後本庄駅は、福塩線の前身である両備鉄道時代には路線から外れていましたが、国鉄買収後の1935年に、新たに横尾駅から福山駅までの区間が設けられ、その中で1940年2月1日にこの駅が開設されました。駅の前にはその開設を記念する碑も立てられています。

主要な歴史的出来事は以下の通りです：

• - 1940年（昭和15年）2月1日：駅開設。
• - 1984年（昭和59年）2月1日：荷物取扱いが廃止されます。
• - 1987年（昭和62年）4月1日：国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅となります。
• - 1991年（平成3年）4月1日：無人駅として運営が開始されます。
• - 2007年（平成19年）：ICOCAに対応した簡易型自動改札機が導入され、駅舎の改築も行われました。
• - 2018年（平成30年）：ホームの全ドアから乗降可能となり、台風などによる影響を受けつつも、営業を再開しました。

駅構造

備後本庄駅は、府中方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を持つ地上駅として設計されています。かつては相対式ホーム2面2線でしたが、横尾駅の交換設備が復活したことにより、東側の上り線用ホームは使用されなくなりました。使用されていない対向ホームには桜が植えられており、国鉄時代の駅名標がそのまま残されています。2014年には、福塩線開通100周年を記念し、当初のデザインに戻される形で再塗装されました。

この駅は福山駅によって管理されている無人駅であり、1991年頃から無人駅としての運営に移行しました。その際、近隣の学校の移転が影響し、利用者が大幅に減少しました。駅舎も撤去され、ブロックで作られた待合所のみが残る形となりました。しかし、ICOCA導入後には簡易駅舎が設けられ、待合所の機能も増強されています。さらに、自動券売機とICOCA対応の簡易式自動改札機も導入されました。

利用状況

「統計ふくやま」に基づくと、近年の1日平均乗車人員は変動していますが、備後本庄駅は地元住民や訪問者にとって利用価値の高い駅とされています。

駅周辺

駅の周辺には多くの教育機関や公共施設が存在します。福山市立大学北本庄キャンパスや中国職業能力開発大学校附属福山職業能力開発短期大学校（愛称：ポリテクカレッジ福山）、放送大学福山学習センターなどがあり、地域の学術・教育の振興に貢献しています。また、福山東警察署本庄交番や芦田川も近くに位置しています。

その他

ICOCAの利用に際し、当駅は「備本庄」と表記されることがあります。福塩線では、隣駅として福山駅と横尾駅があります。

このように、備後本庄駅は地域の交通の重要な拠点であり、その歴史や周囲の環境と共に、これからも地域住民にとって大切な存在であり続けるでしょう。

もう一度検索