光珠内駅

光珠内駅 (こうしゅないえき)

光珠内駅は、北海道美唄市光珠内町北に位置する、北海道旅客鉄道（JR北海道）函館本線の駅です。駅番号はA15で、電報略号はコウ、事務管理コードは▲130135となっています。

歴史

光珠内駅は、その歴史の中でいくつかの重要な変遷を遂げてきました。

1920年（大正9年）9月11日：岩見沢 - 滝川間の複線化工事に伴い、鉄道省函館本線の光珠内信号所として暫定的に開設
1922年（大正11年）4月1日：光珠信号場に改称
1924年（大正13年）6月1日：岩見沢 - 滝川間の複線化工事竣工により、光珠信号場廃止
1948年（昭和23年）11月5日：光珠内仮乗降場として開業。旅客のみを取り扱う
1952年（昭和27年）4月10日：駅に昇格し、光珠内駅となる。旅客と荷物の取り扱いを開始
1968年（昭和43年）8月以前：待避線および跨線橋が設置
1978年（昭和53年）10月2日：荷物取り扱いを廃止。営業が無人化され、運転要員のみが配置（出札は継続）
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道（JR北海道）の駅となる
1997年（平成9年）12月19日：運転業務が無人化され、出札業務も終了
2007年（平成19年）10月：駅番号が設定
2024年（令和6年）3月16日：ICカード「Kitaca」の利用が可能となる

駅名の由来

駅名は所在地名に由来しており、アイヌ語の「カウㇱナイ（ka-us-nay）」（わな・ある・川）から来ています。これは、隣接する峰延駅北方の川の名が地名として広まったものとされています。「カ(ka)」は本来「糸」の意味ですが、仕掛け弓などの糸を使ったわなの意味としても用いられます。

駅構造

光珠内駅は、単式ホームと島式ホームが複合した2面3線の地上駅です。木造の駅舎があり、駅舎側（東側）から1、2、3番線となっています。ホーム間は岩見沢方の跨線橋で連絡しています。1番線（単式ホーム）は上り函館方面、2番線（中線）および3番線（島式ホーム）は下り旭川方面となっています。かつて2番線は上下共用の待避線でしたが、現在は下り専用となっています。ただし、1番線との転轍機は函館方、旭川方共に残されています。また、この2番線旭川方には短い側線が1本あります。単式ホームはかつて島式でしたが、現在は片面のみが使用されています。

無人駅ですが、有人駅時代の駅舎が残っており、線路の東側に位置しています。駅舎から単式ホームへは通路で連絡しています。駅舎は開業時からの建物ですが、一部手が加えられているようです。トイレは駅舎南側に別棟で設置されています。有人駅時代には駅スタンプが設置されていました。

駅前には「開駅三十年記念碑」の石碑が建立されています。

のりば

ホーム	路線	方向	行先
:-	:--	:--	:---
1	■函館本線	上り	岩見沢・札幌方面
2	■函館本線	下り	旭川方面
3	■函館本線	下り	旭川方面

利用状況

2014年（平成26年）度の1日平均乗車人員は21人です。

駅周辺

光珠内駅は美唄市の郊外に位置し、近くには短期大学生のアパート街があります。

国道12号：駅近くの光珠内跨線橋から滝川市の国道38号交差点までの29.2kmの区間は、日本一長い直線道路です。
直線道路日本一のモニュメント
光珠内簡易郵便局
北海道立林業試験場：「緑の情報館」という展示施設があります。
専修大学北海道短期大学（2017年廃止）
光珠内隕石発見の地
北海道中央バス（岩見沢営業所）「光珠内」停留所
* セイコーマート専修大学前店（専修大学廃止後も店名は変更されていません。）

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■函館本線

峰延駅 (A14) - 光珠内駅 (A15) - 美唄駅 (A16)

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