唐崎駅

唐崎駅：近江八景に彩られた湖西線の駅

概要

滋賀県大津市唐崎二丁目に位置する唐崎駅は、西日本旅客鉄道（JR西日本）湖西線の駅です。駅番号はJR-B28。古くから近江八景の一つ「唐崎の夜雨」として知られる唐崎の地名は、駅名にも採用され、歴史と文化を感じさせるロケーションが特徴です。1900年発表の鉄道唱歌にも登場しており、歴史の深さを感じさせます。

歴史

当初は「新滋賀里」という仮称でしたが、地理的条件や近隣の地名との混同を避けるため、現在の「唐崎」駅名となりました。これは、近江八景に因んだ由緒ある地名であり、地域住民からの強い要望も反映された結果です。

1974年7月20日: 湖西線山科駅～近江塩津駅間全線開通と同時に開業。当初は無人駅でした。
1987年4月1日: 国鉄分割民営化により、JR西日本に継承されました。
1998年9月24日: 自動改札機が設置されました。
2003年11月1日: ICOCAが利用可能となりました。
2007年10月6日: バリアフリー化工事が開始されました。
2008年3月15日: エレベーター、多目的トイレ、発車標が設置され供用開始。
2016年3月26日: ダイヤ改正に伴い、緩行線電車の乗り入れが廃止されました。
2018年3月17日: 駅ナンバリングが導入されました。
2024年10月24日: みどりの窓口の営業終了予定。

駅構造

島式ホーム1面2線の高架駅で、停留所に分類されます。改札口は地上に1ヶ所あり、ホームへのアクセスは階段とエレベーターが整備されています。堅田駅が管理駅となり、JR西日本交通サービスが駅業務を受託しています。ICOCAなどのICカードが利用可能です。バリアフリー化工事により、ホームエレベーターや多目的トイレが設置され、利用者の利便性が向上しました。ホームの長さは180mで、8両編成に対応しています。ホーム上には待合室も設置されています。

利用状況

1日平均の乗車人員は、滋賀県統計書を参照ください。（具体的な数値は省略）

駅周辺

駅周辺は、西大津バイパス（国道161号）や滋賀県道558号線（西近江路）がアクセスを容易にしています。駅南側にはロータリーとマンション型の公営住宅があり、北側は住宅地と田畑が混在する落ち着いた環境です。かつて軍の施設が多かった歴史から、駅南側は現在でも公営住宅や公共施設などが多く見られます。

主な周辺施設:

大津市役所唐崎支所
大津唐崎郵便局
唐崎神社
大津市立唐崎中学校
大津市立唐崎小学校
全国市町村国際文化研修所（JIAM）
滋賀県警察部科学捜査研究所
中部方面混成団大津自動車教習所
滋賀海軍航空隊跡 平和記念碑
県営都市公園湖岸緑地唐崎苑
ノートルダム教育修道女会 唐崎修道院
フレンドマート 唐崎店
ハッピーテラダ大津唐崎店
* 江若交通「唐崎」停留所

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）
湖西線
比叡山坂本駅 - 唐崎駅 - 大津京駅

(新快速・快速は通過します。)

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