太美駅

太美駅（ふとみえき）

太美駅は、北海道石狩郡当別町太美町に位置する、北海道旅客鉄道（JR北海道）札沼線（学園都市線）の駅です。駅番号はG12で、電報略号は「リミ」とされています。事務管理コードは▲130204です。

歴史

太美駅は、1934年（昭和9年）11月20日に、国有鉄道札沼南線の石狩太美駅として開業しました。当初は一般駅として機能していましたが、その後、貨物や荷物の取り扱いが廃止され、1984年（昭和59年）には駅員も無配置となり、簡易委託化されました。1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化に伴い、JR北海道に継承されました。

1988年（昭和63年）には、交換設備に安全側線が設置され、列車の同時進入が可能になりました。1990年（平成2年）には駅舎が改築され、スウェーデン風のデザインとなりました。1991年（平成3年）には札沼線に「学園都市線」の愛称が設定され、1999年（平成11年）には自動券売機の導入により無人駅となりました。同年にエレベーターや自動改札機が設置され、バリアフリー化が進められました。2000年（平成12年）には自動進路制御装置が導入され、2007年（平成19年）には駅番号が設定されました。2008年（平成20年）にはIC乗車券「Kitaca」が利用可能になり、2012年（平成24年）には電化されました。そして、2022年（令和4年）3月12日には、駅名が現在の「太美駅」に改称され、駅舎と北口にスロープが新設されました。

駅名の由来

駅名は、所在地の当別太（とうべつぶと）地区と隣接する美登江（びとえ）地区から一文字ずつ取った合成地名です。当別太はアイヌ語の「トペップトゥ（topet-putu）」に、美登江はアイヌ語の「ピトイ（pit-o-i）」に由来します。当初は、同音の駅が千葉県に存在したため「石狩」を冠していましたが、札沼線の一部の路線廃止に伴い、自治体名の誤認を避けるため、2022年に「石狩」の呼称が削除されました。

駅構造

太美駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。以前は下り本線が1番線、上り本線が2番線でしたが、後に上り本線側が1番線に変更されました。1番線には、保守用側線も設けられています。2つのホームは跨線橋で結ばれていますが、エレベーターなどの設備はありません。駅は当別駅の管理する無人駅です。

駅舎は、当別町がスウェーデンのレクサンド市と姉妹提携していることから、スウェーデン風の建築となっています。駅舎内には、待合設備のほか、自動券売機や自動改札機、トイレがあります。駅舎の一部は当別町の施設となっており、かつては町民センターやロイズの直営店がありましたが、現在は地元のイタリアンレストランが運営するカフェとなっています。また、1番線側にも改札口があり、スロープや待合設備が新設されています。

のりば

1番線：札幌方面
2番線：当別方面

利用状況

駅周辺は、住宅街が広がっていますが、少し離れると農村地帯となります。

駅周辺

国道337号
当別町役場太美出張所
北警察署太美駐在所
太美郵便局
北石狩農業協同組合（JA北いしかり）西当別支所
当別町立西当別小学校
当別町立西当別中学校
ふとみ銘泉 万葉の湯
スウェーデンヒルズ
当別ふれあいバス「JR太美駅」停留所

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）
■札沼線（学園都市線）
あいの里公園駅 (G11) - ロイズタウン駅 (G11-1) - 太美駅 (G12) - 当別駅 (G13)

関連項目

西当別
太海駅
日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 太美｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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