安里駅

安里駅（あさとえき）

安里駅は沖縄県那覇市に位置する沖縄都市モノレール線（ゆいレール）の駅で、駅番号は10です。この駅は2003年8月に、那覇空港駅から首里駅間の開業に伴い設立されました。その後もサービスの充実が進み、2014年にはICカード「OKICA」の使用が開始され、2020年には「Suica」にも対応しました。

駅の構造と設備

安里駅は高架に位置する島式ホームを持ち、1面2線の構成です。利便性を高めるために、改札内には階段の他にエスカレーターとエレベーターが設置されています。また、これによりホームとコンコースが直接つながり、乗換えがスムーズに行えるようになっています。加えて、駅のステーションカラーはオレンジ色で、おもろまち駅や古島駅と共通のデザインです。

駅には様々な設備が備えられています。駅内には無人販売所が設置されており、新鮮な野菜や果物を購入することができます。他にも、公衆電話や自動販売機、トイレがあり、利便性が考慮されています。また、駐輪場も駅の東口に完備されています。

利用状況と周辺の紹介

2022年度のデータによると、安里駅の1日あたりの平均乗車人員は2,217人という統計が出ています。この利用状況は、駅の交通アクセスの良さを示しており、住民や観光客の利用が多いことを物語っています。

駅の周辺には壺屋焼に関連する多くの施設や工房があり、これらは観光名所としても知られています。壺屋焼は沖縄の伝統工芸品であり、訪れる人々に地元の文化や芸術に親しむチャンスを提供しています。安里駅を起点に、これらの工房を訪れることができるのも、駅の利点の一つです。

バス接続と近隣駅

安里駅にはバス停も設置されており、特に安里駅前バス停は、駅の西側に位置し特定の方向に向かうバスが停まる便利な場所です。31番の泡瀬西線を利用すれば、普天間や胡屋方面へ簡単にアクセスできます。また、姫百合橋バス停も近くにあり、こちらからは17番、30番、31番の路線が利用可能です。

安里駅の近隣には牧志駅があり、直線距離にして約300メートルほどです。開業当初、両駅を結ぶ視界は開けていましたが、周辺の再開発により高層の建物が建設され、現在は見通しが効かなくなっています。

駅に到着した際の車内放送は、八重山民謡「安里屋ユンタ」の編曲が使用されており、地域の文化を感じる一助となっています。安里駅は交通の要所として重要な役割を果たし、地元の人々や観光客にとって欠かせない存在です。

参考資料

• - [那覇市]]統計書
• - [ゆいレール公式サイト

安里駅は、その立地と周囲の文化的魅力から、多くの人々に利用され続けている駅です。

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