岩間駅

岩間駅（茨城県笠間市）

岩間駅は、茨城県笠間市下郷に位置する東日本旅客鉄道（JR東日本）常磐線の駅です。かつての岩間町の中心駅として、地域の人々に利用されてきました。

歴史

岩間駅は1895年（明治28年）に日本鉄道の駅として開業しました。その後、国有化、国鉄を経て、1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となりました。2001年（平成13年）にはSuicaが利用可能となり、2012年（平成24年）には橋上駅舎が完成し、東西自由通路「あいろーど」が開通しました。

1895年（明治28年）11月4日：日本鉄道の駅として開業。
1906年（明治39年）11月1日：日本鉄道が国有化され、官設鉄道の所属となる。
1909年（明治42年）10月12日：線路名称制定により常磐線の所属となる。
1949年（昭和24年）6月1日：日本国有鉄道が発足。
1971年（昭和46年）10月1日：貨物の取り扱いが廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となる。
2001年（平成13年）11月18日：ICカード「Suica」の利用が可能となる。
2012年（平成24年）7月24日：橋上駅舎が完成。東西自由通路「あいろーど」・東口が使用を開始。発車メロディ変更。
2019年（平成31年）1月31日：みどりの窓口の営業を終了。

駅構造

岩間駅は相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を備えています。かつては中線がありましたが、現在は上下線が離れています。駅業務はJR東日本ステーションサービスが受託しており、水戸統括センターが管理しています。自動券売機や自動改札機が設置されており、夜間早朝は無人となるため、乗車駅証明書発行機も設置されています。

駅周辺整備事業により、橋上駅舎化、駅東西自由通路「あいろーど」、駅駐輪場、都市計画道路・駅東大通り線、国道355号線につながるアクセス道路などが整備され、2012年（平成24年）7月24日に完成しました。

当駅から岩沼駅までは水戸総合指令室(CTC)で管理されています。

のりば

発車メロディ

2012年7月24日の橋上駅舎完成に合わせて、発車メロディが笠間市ゆかりの歌手・坂本九の楽曲に変更されました。ワンマン運転の列車では、車載の車外スピーカーからメロディが流れます。

1番線：「レットキス」
2番線：「幸せなら手をたたこう」（友部駅の3 - 5番線の音色違い）

利用状況

JR東日本によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は1,156人です。

駅周辺

岩間駅周辺には、自然や歴史に触れることができるスポットが点在しています。

すずらん群生地：難台山のふもとに広がるすずらんの群生地。見頃は5月中旬から下旬です。
すずらんロード商店街：すずらん群生地にちなんで名付けられた商店街。
愛宕山：茨城百景にも指定されている桜の名所。山頂には愛宕神社があります。
愛宕神社：愛宕山の山頂に位置する神社。
飯綱神社：愛宕神社の北に位置する神社。毎年12月の第3日曜日に悪態祭りが行われます。
笠間市役所岩間支所：旧岩間町役場。
岩間郵便局
市営岩間駅西自転車駐車場
JA常陸 岩間支店

バス路線

かつては茨城オートによるバス路線がありましたが、現在は茨城交通鯉渕営業所による市内止まりの運行となっています。

下安居酒屋行 ※休校日運休

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■常磐線

羽鳥駅 - 岩間駅 - 友部駅

外部リンク

駅の情報（岩間駅）：JR東日本
岩間駅発着バス時刻表

岩間駅は、地域の足として、また観光の拠点として、これからも多くの人々に利用されるでしょう。

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