川越市駅

川越市駅（東武東上線）

川越市駅は、埼玉県川越市六軒町一丁目にある東武東上本線の駅です。駅番号はTJ 22。川越の観光名所へのアクセス拠点であり、多くの人に利用されています。

歴史

1914年（大正3年）5月1日：東上鉄道の川越町駅として開業。当時の地元の人の協力で駅ができました。
1922年（大正11年）12月1日：川越市の市制施行に伴い、川越市駅に改称されました。
1961年（昭和36年）10月：ホームの有効長が延長され、より多くの車両に対応できるようになりました。
2008年（平成20年）3月18日：発車メロディが導入され、駅に新たな彩りが加わりました。
2016年（平成28年）3月26日：ダイヤ改正により、上り「TJライナー」が通過するようになり、当駅を通過する営業列車が初めて設定されました。
2019年（平成31年）3月16日：ダイヤ改正で「川越特急」が停車するようになり、発車メロディも変更されました。

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅で、駅舎・改札口は北東側に1か所のみ設置されています。ホームへは跨線橋で連絡しています。2011年にはエレベーターが設置され、バリアフリー化が進みました。

東武川越駅管区傘下の駅長配置駅であり、新河岸駅・霞ヶ関駅を管理しています。

1番線の隣には留置線、寄居方には引き上げ線があり、主に当駅終着の列車が使用しています。

のりば

1番線：池袋方面
2番線：待避線、折り返し列車、緩急接続
3番線：待避線、折り返し列車、緩急接続
4番線：小川町方面

2・3番線は待避線として使われ、当駅で折り返す列車や、「TJライナー」・快速急行と接続する準急・普通列車が利用します。1・4番線も始発・終着列車が使用します。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は43,185人です。2016年に西武新宿線本川越駅西口が開設され、乗り換えが便利になったことで利用者が増加しました。

近年の1日平均乗降人員は増加傾向にあります。

特徴

かつては川越市の代表駅でしたが、市街地の発展に伴い川越駅が中心駅となりました。しかし、駅周辺には高校が多く、旧市街や市役所、本川越駅にも近いため、乗り換えや学生の利用が多いです。川越の観光地へのアクセスにも便利です。

日中の有楽町線直通列車や準急は、ほとんどが当駅で折り返します。そのため、小川町方面への運行本数は減少します。

1929年に川越電車庫が併設され、後に森林公園検修区として拡張移転しました。跡地には東武鉄道川越工場が置かれましたが、2020年に廃止され、川越整備所が新設されました。開業当初から東上鉄道の中心的な役割を担い、現在も主要な機能が駅構内に置かれています。

駅周辺

駅周辺には、多くの施設があります。

本川越駅 (徒歩約5分)
埼玉県立川越女子高等学校
山村学園高等学校
星野高等学校
川越市役所
埼玉県立川越高等学校
川越市立中央小学校
川越市立博物館
川越市立美術館
川越市立図書館
川越城本丸御殿
川越市民プール
時の鐘
喜多院
川越まつり会館
川越氷川神社
川越六軒町郵便局
川越郵便局
ゆうちょ銀行 川越店
東武鉄道川越工場跡地
ベルク 川越東田町店
武州ガス 本社
川越市立富士見中学校
川越西郵便局

路線バス

川越市街地の路線バスは川越駅と本川越駅が中心で、川越市駅からの発着は限られています。

川越シャトル
20系統：川越駅西口行き／西川越駅・霞ヶ関駅北口行き
東武バスウエスト
小江戸名所めぐりバス：川越駅東口行き
イーグルバス
小江戸巡回バス：川越駅東口行き

近代化遺産

川越市駅から川越駅に向かう西武新宿線を跨ぐ高架橋脚は、1914年の東上鉄道建設当時のもので、埼玉県の近代化遺産に指定されています。この橋の存在により、西武新宿線は一部区間が単線となっています。

隣の駅

東武鉄道

東上本線
■TJライナー（上り）：通過
■TJライナー（下り）・■川越特急：川越駅 - 川越市駅 - 坂戸駅
■快速急行・■急行・■準急・□普通：川越駅 - 川越市駅 - 霞ヶ関駅

川越市駅は、歴史と文化が息づく川越の街への玄関口として、今日も多くの人々に利用されています。

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