常陸大子駅

常陸大子駅（ひたちだいごえき）

常陸大子駅は、茨城県久慈郡大子町大子に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）水郡線の駅です。奥久慈の豊かな自然に囲まれたこの駅は、地域を結ぶ重要な拠点となっています。

歴史

常陸大子駅は、1927年（昭和2年）に鉄道省の駅として開業しました。その後、路線の延伸や駅施設の拡充を経て、地域の発展とともに歩んできました。主な歴史は以下の通りです。

1927年（昭和2年）3月10日：鉄道省の駅として開業。
1930年（昭和5年）4月16日：当駅 - 磐城塙間延伸開業。
1981年（昭和56年）7月1日：貨物扱い廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
2002年（平成14年）：駅弁販売が復活。
2014年（平成26年）4月1日：ICカード「Suica」が利用開始となる。ただし郡山方面への使用はできない。常陸大宮駅委託化に伴い、常陸大宮駅 - 中舟生駅間が当駅管理下となる。
2016年（平成28年）3月17日：駅舎改装。
2018年（平成30年）4月1日：磐城石川駅委託化に伴い、磐城浅川駅 - 磐城守山駅間が当駅管理下となる。
2019年（令和元年）10月13日：令和元年東日本台風（台風19号）の影響で袋田 - 当駅間の第六久慈川橋が落橋により、不通となる。
2019年（令和元年）10月16日：常陸大宮 - 当駅間、臨時バス運行開始。
2019年（令和元年）11月1日：当駅 - 安積永盛・郡山間で運行再開。常陸大宮 - 西金間も運行再開し、当駅 - 西金間で代行バスの運行開始。
2021年（令和3年）3月27日：当駅 - 袋田駅間で運行再開。
2023年（令和5年）3月31日：駅舎内改札外の山崎ショップが閉店。

駅構造

常陸大子駅は、2面3線のホームを持つ地上駅です。単式ホームと島式ホームがあり、跨線橋で連絡しています。水郡線統括センターが併設されており、多数の留置線や転車台が設置されています。

単式ホーム1面1線
島式ホーム1面2線
水郡線統括センター（車両基地、乗務員基地）
みどりの窓口、自動券売機、簡易Suica改札機

駅長が配置された直営駅であり、瓜連駅 - 磐城守山駅間の各駅を管理しています。

駅周辺

駅前広場には、水郡線建設に貢献した根本正の胸像が設置されています。また、駅前には蒸気機関車C12 187が静態保存されており、鉄道ファンにも人気のスポットです。

根本正の胸像
蒸気機関車C12 187
大子温泉
大子町役場
道の駅奥久慈だいご
大子町立だいご小学校
大子郵便局
大子地蔵尊
十二所神社
国道118号、国道461号

駅弁

駅前の玉屋旅館では、奥久慈しゃも弁当などの駅弁が販売されています（要予約）。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は249人です。

その他

常陸大子駅は、過去にテレビドラマやプロモーションビデオのロケ地として使用されたことがあります。また、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』では、ヒロインの出身地の最寄り駅として設定されました。

■隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）
■水郡線

袋田駅 - 常陸大子駅 - 下野宮駅

常陸大子駅は、奥久慈の自然と歴史を感じられる、魅力あふれる駅です。ぜひ一度、訪れてみてください。

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