戸越銀座駅

戸越銀座駅：歴史と魅力あふれる東急池上線の駅

戸越銀座駅は、東京都品川区平塚二丁目に位置する東急電鉄池上線にある駅です（駅番号：IK03）。2017年度グッドデザイン賞と土木学会デザイン賞2018奨励賞を受賞した、木造駅舎を模した美しい駅舎が印象的です。

駅の歴史：

1927年、池上電気鉄道の駅として開業しました。当初は雪ヶ谷駅（現・雪が谷大塚駅）と桐ケ谷駅（廃駅）間の延伸に伴い開設され、駅名は「平塚駅」が予定されていましたが、東海道本線に同名の駅が存在したため、「戸越駅」という仮称が用いられました。その後、地元商店街からの強い要望により、現在の「戸越銀座駅」に決定しました。

1955年頃には構内踏切が廃止され、改札口が上下線別に設置されました。2015年には、「いい街 いい電車 プロジェクト」の一環として大規模なリニューアル工事が行われ、2016年に竣工。木造駅舎の雰囲気を再現したデザインが評価されました。2017年には、都営地下鉄浅草線戸越駅との定期券連絡運輸が開始されるなど、利便性の向上も図られています。

駅の構造と利用状況：

戸越銀座駅は、地上駅で相対式ホーム2面2線を有しています。ホーム間連絡通路はなく、改札口は方面別に設置されています。旗の台駅からの遠隔監視によるサービスマネジャー導入駅であり、1番線ホームには多機能トイレも完備されています。

2023年度の1日平均乗降人員は約18,702人で、近年増加傾向にあります。

駅周辺：

駅周辺は、中小企業の工場が点在する工業地帯と、活気あふれる商店街が共存する地域です。

特に有名なのは、駅名にもなっている「戸越銀座商店街」です。直線距離で日本一長い商店街として知られ、多様な店が軒を連ねています。そのほか、星薬科大学、複数の郵便局、品川区役所荏原第三地域センター、荏原消防署、スーパーマーケットなどがあり、生活利便性も高い地域です。都営地下鉄浅草線戸越駅にも商店街を通ってアクセス可能です。

バス路線も充実しており、五反田駅や川崎駅方面への路線が運行されています。

隣の駅：

東急池上線では、大崎広小路駅と荏原中延駅に隣接しています。かつては当駅と大崎広小路駅間に桐ケ谷駅が存在しましたが、1953年に営業休止となりました。

まとめ：

戸越銀座駅は、歴史と現代が融合した魅力的な駅です。美しい駅舎、便利なアクセス、活気あふれる周辺環境など、多くの魅力を兼ね備えています。東急池上線を利用する際には、ぜひ一度訪れてみてください。

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