晝田瑞希

晝田瑞希（ひるた みずき）

晝田瑞希は、1996年4月12日生まれの日本の女子プロボクサーで、岡山県岡山市出身です。現在、三迫ボクシングジムに所属しており、WBO女子世界スーパー[[フライ級]]王者として活躍しています。トレーナーは、同ジムで寺地拳四朗選手を指導している加藤健太氏です。

アマチュア時代

晝田のボクシングキャリアは、岡山工業高校在学中の器械体操の経験を活かし、2014年に自衛隊体育学校に入校したことで始まりました。彼女は2016年の全日本女子選手権フライ級で準優勝し、その後、2017年には台北市カップ国際トーナメントで銀メダルを獲得します。

その後、彼女は全日本選手権で並木月海選手を倒し決勝進出するも、再び和田まどか選手に敗れ、準優勝となりました。2018年の世界選手権出場を果たし、強敵相手に初戦で敗れたものの、翌年には全日本選手権フライ級での優勝を果たします。2019年にはフェザー級での全日本選手権でも優勝し、最優秀選手賞も受賞するなど、アマチュアとしての成績を積み重ねました。

しかし、2020年の東京オリンピックアジア・オセアニア予選で敗れたことがきっかけとなり、彼女はプロとしての挑戦に目標を切り替えます。

プロ時代の始まり

2021年3月、晝田は自衛隊を除隊し三迫ジムに入門します。2021年10月15日に後楽園ホールでプロデビューを果たし、6回戦を3-0の判定で勝利します。デビュー戦にはオリンピック金メダリストの入江聖奈選手も観戦しており、リングサイドで会うことができました。

プロ2戦目では、東洋太平洋女子スーパー[[フライ級]]王者との接戦を経て勝利を収め、プロ3戦目でついに日本女子フライ級王座に挑戦し、初タイトルを獲得しました。

世界王座の獲得

2022年12月にはWBO女子世界スーパー[[フライ級]]王座決定戦で元日本バンタム級王者の谷山佳菜子選手と対戦し、見事に大差で勝利。その結果、プロ4戦目での世界王座を手にし、日本人最速タイ記録を樹立しました。

防衛戦

2023年6月には初防衛戦でケーシー・モートン選手と対戦し、1ラウンドで4度のダウンを奪いTKO勝利を収め、プロ初のKO勝利を達成しました。2024年1月には2度目の防衛戦を行い、再び勝利を手にします。

人物像

晝田は5歳から小学校6年まで器械体操を行っており、この経験がボクシングにも活きています。彼女は高校卒業後に右手を利き手にボクシングを始め、サウスポーとして戦っています。また、プロボクサーの中でも際立つ存在感をもつ彼女は、個性的なファッションやヘアスタイルでも注目を集めています。

弟は競輪選手の晝田宗一郎で、彼女のアマチュア時代にはライバルの並木月海選手と数度対戦し、全て勝利しています。晝田は東京オリンピックに関して、辛かった経験を振り返りつつも、入江選手の活躍を称賛し、今後の自己成長を望む姿勢を持っています。加えて、彼女のボクシングスタイルと旨の強さ、そして持ち味となるピンクの髪も印象的で、多くのファンに支持されています。

結論

晝田瑞希は、アマチュア時代からの努力と数々の経験を活かして、プロボクサーとしての地位を確立した選手です。そのキャリアの中で様々な困難を乗り越えながら、常にその目標に向かって進む姿勢が、多くのボクシングファンからの注目を集めています。

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