月ヶ岡駅

月ヶ岡駅（つきがおかえき）は、北海道樺戸郡月形町字月ヶ岡に位置していた、北海道旅客鉄道（JR北海道）札沼線（学園都市線）の駅でした。現在は廃止されており、その短い歴史を終えています。この駅は、事務管理コード▲130209として管理されていました。

歴史

1958年（昭和33年）7月1日、日本国有鉄道（国鉄）札沼線の駅として開業しました。当初から旅客のみを取り扱う駅員無配置駅として運営されていました。
1987年（昭和62年）4月1日には、国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道（JR北海道）に継承されました。
1991年（平成3年）3月16日には、札沼線に「学園都市線」の愛称が設定されました。
1993年（平成5年）には、駅舎が焼失するという出来事があり、その年に待合所としてログハウスが建設されました。このログハウスが、月ヶ岡駅の象徴的な存在となりました。
1996年（平成8年）3月16日には、札沼線（学園都市線）のうち、当駅を含む石狩当別駅（現・当別駅） - 新十津川駅間でワンマン運転が開始されました。
2000年（平成12年）には、札沼線（学園都市線）のうち、当駅を含む桑園駅 - 石狩月形駅間に自動進路制御装置 (PRC) が導入されました。
2018年（平成30年）には、待合所が改修され、利用者の利便性向上が図られました。
2020年（令和2年）には、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響を受け、4月17日に緊急事態宣言が発令されたことで、4月18日から5月6日まで全列車が運休となりました。これにより、4月17日が実質的な最終営業日となりました。そして、5月7日には、北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止に伴い、月ヶ岡駅も廃駅となりました。

駅名の由来

駅名は、所在地の地名である「月ヶ岡」から名付けられました。

駅構造

月ヶ岡駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。石狩当別駅が管理する無人駅で、特徴的なログハウスの駅舎がありました。2020年5月7日の北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止に伴い、同日未明にはホームに設置されていた駅名標が撤去されました。

利用状況

利用状況は以下の通りです。
2011 - 2015年（平成23 - 27年）の乗降人員調査（11月の調査日）平均は「10名以下」でした。
2012 - 2016年（平成24 - 28年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は2.8人でした。
2013 - 2017年（平成25 - 29年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は2.8人でした。
2014 - 2018年（平成26 - 30年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は3.4人、乗降人員調査（11月の調査日）平均は「10名以下」でした。
2015 - 2019年（平成27 - 令和元年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は3.2人でした。

これらのデータから、利用者が非常に少ない駅であったことがわかります。

駅周辺

駅周辺には、民家が数軒あるのみで、非常に静かな地域でした。

代替バス

当駅の廃止に伴い、代替バスとして月形当別線が運行されています。停留所「月ヶ岡駅」が設置され、月形方面は駅前ロータリー内、当別方面は国道上の停留所に停車します。

今後の予定

2021年（令和3年）2月に月形町が示した方針では、鉄路の記憶と風景を後世へ繋いでいくため、待合所・ホーム共に保存するとされています。これにより、月ヶ岡駅の歴史が後世に語り継がれることになります。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）
札沼線（学園都市線）
中小屋駅 - 月ヶ岡駅 - 知来乙駅

脚注

出典

報道発表資料
新聞記事

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 月ケ岡｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜駅・鉄道・旅行｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

もう一度検索